「届け、空へ」
次女の誕生まで、あと数日という中
祖父が逝ってしまってから
祖父が逝ってしまってから
もうすぐ、1年。
嫁いでからの5年間、
... お正月のたびに祖父母の家へ届けた
伝統菓・花びら餅を
嫁いでからの5年間、
... お正月のたびに祖父母の家へ届けた
伝統菓・花びら餅を
「茜庵のお菓子は、おいしいね」
お酒よりも甘いものが好きだった祖父は
そういって、顔をほころばせていたと
聞きました。
厳しい顔ばかりの祖父を
ちょっぴり 苦手だと思ったこと。
あれこれ、口うるさく言われることに
反発した、10代のころ・・・
内孫が男ばかりだったせいか
最初に生まれた女の子の私を
とても、心配してくれていたんだと
気づいたのは、 ずっと 後になってから。
私の結婚を、とても喜んで
ひ孫の誕生には、顔をくしゃくしゃにして
笑い、恐る恐る、娘を抱き上げてくれたこと。
賑やかで、やかましく、騒々しくさえあった
幼いころからのお正月の風景 ―
“今年も、みんな、元気かな”
思わず笑顔になりながら、
そんな情景は、いつまでも、何年も
永遠に続くような気さえして。
今年のお正月
― もう、その場所に、祖父はいないんだと、
失くして初めて、ぽっかりと
ちょっぴり 苦手だと思ったこと。
あれこれ、口うるさく言われることに
反発した、10代のころ・・・
内孫が男ばかりだったせいか
最初に生まれた女の子の私を
とても、心配してくれていたんだと
気づいたのは、 ずっと 後になってから。
私の結婚を、とても喜んで
ひ孫の誕生には、顔をくしゃくしゃにして
笑い、恐る恐る、娘を抱き上げてくれたこと。
賑やかで、やかましく、騒々しくさえあった
幼いころからのお正月の風景 ―
“今年も、みんな、元気かな”
思わず笑顔になりながら、
そんな情景は、いつまでも、何年も
永遠に続くような気さえして。
今年のお正月
― もう、その場所に、祖父はいないんだと、
失くして初めて、ぽっかりと
胸に穴の開いたような郷愁にかられました。
育っていく命の、輝かしい希望。
笑顔と喜びにつつまれたそんな日々は、
ときに、当たり前のようにいてくれた人の不在を
より強く、感じさせるのかもしれません。
ぽっかりと開いたような穴も、
育っていく命の、輝かしい希望。
笑顔と喜びにつつまれたそんな日々は、
ときに、当たり前のようにいてくれた人の不在を
より強く、感じさせるのかもしれません。
ぽっかりと開いたような穴も、
少しずつ、少しずつ
埋まっていってしまう ― 日々に紛れて
忘れて行ってしまうことさえ事実。
お正月のたび、花びら餅の味に、
口に出さなくても祖父は、私の現在を
想ってくれていた。
これから迎える幾たびの新しい年に、
そのことへの感謝を
埋まっていってしまう ― 日々に紛れて
忘れて行ってしまうことさえ事実。
お正月のたび、花びら餅の味に、
口に出さなくても祖父は、私の現在を
想ってくれていた。
これから迎える幾たびの新しい年に、
そのことへの感謝を
何度でも、思いだせるように -
透きとおったかなたの天に届くように
心にしっかりと、刻みたいと思います。
透きとおったかなたの天に届くように
心にしっかりと、刻みたいと思います。
