太極拳の新しい教室に行ってきました。
4月からわたしが通っている教室のアシスタントさんが、別の場所で教室をされていて、こそっと誘われたのです。
どうやら、わたしは珍しいガチの初心者で、初回からついていけなくて、たくさんの方に心配されていたそうです💦
ある程度の年齢になると、たいていどこかで太極拳をかじっているのだとか…
太極拳は「真似て覚えろ」という徒弟制度になっていて、ほんとに何も知らない人は飛び込んでこないらしいです。
しかも、必死で真面目にやってる、そういうタイプは真っ先にメンタルやられて脱落していく…
毎年、開講して二ヶ月で何人か脱落するとか。
で、わたしはかなり追い詰められていた様子だったらしく(わかるもんですね😅)アシスタントさんはじめ、多くの方が心配してくださっていたようです。なんかみんなやたら親切だなと思ってはいたけど、まさかそこまでとは💧
アシスタントさんはもともとスポーツトレーナーをされていて、からだについての様々な資格も持っていらっしゃる。
ご自身もありとあらゆるスポーツをされ、指導もされてきた中で、太極拳が健康維持にいちばん理にかなっていると判断し、退職後に教室を開いているのだそうです。
なので「真似て覚えろ」ではなく、筋肉の使い方、からだの仕組みにフォーカスし、なおかつリラックスできるようにプログラムを組んでいます。
太極拳のお稽古の合間に、いろいろなからだの話、アドバイスをしてくれます。
例えば、片足立ちで太ももを上げるとき、大概の人は太もも前面の筋肉を使います。
幼少期からバレエとダンスを習っている娘は「太ももの裏と尻を使え」と指導されていて、10年でやっとわかったとか。からだの動かし方ってほんとに難しいです。
その話をアシスタントさんにしたら、「太ももではなく、膝に注意を向けて足を上げてみて」と言われました。すると、すーっと足が上がりびっくり。
太もも前面を使うとお尻が緩みバランスを崩すそうです。太ももが弱ってると思い込んでスクワットをやってしまうと、ますます誤った筋肉のつき方になる、と。
「膝を痛めて整形外科に行ったらリハビリしてくれるし、筋トレしろと言われるけど、筋肉の神経の使い方は教えてくれないでしょう?」
その説明を聞いて、そうか!筋トレを無闇にやると逆効果になるリスクがある、正しいからだの使い方をマスターして、筋肉に正しい指令を送らないとリハビリにはならないのか!!と、頭では分かっていたつもりのことに改めてガッテン‼️
太極拳の部分稽古でもそういった介護予防の観点から具体的に指導してくれるので、本当にありがたいです。病院や施設でのリハビリ指導の経験もおありなのです。また、太極拳が神経学的に理にかなっていることも解説してくださり、屁理屈なわたしの探究心をくすぐります。
そして太極拳は「死ぬまでマスターすることはない」と文献に記されている難しい武術なので、「上手くなりたい」「下手くそだと恥ずかしい」という邪念が無くなるのも良いです😊
それにしてもこんな出会いがあるとは。お稽古のあと、体育館併設のレストランでソフトクリーム食べながらいろいろ教えてもらい、涙が出ました。
今日は3人参加でしたが、マンツーマンのときもあるとかで、今後、リハビリが必要になったときにもお世話になれそうです。
良かった🥰
そういえば、足が攣るという話になり、足裏に丸めたタオルを当てて、足首を90°になるように寝ると良いそうです。筋力が弱ると、足先をだらんと伸ばして寝るから足が攣りやすいんだそう。
でも稽古場の大きな鏡に映った自分を見たときはショックでした…😭
からだは傾き、腕の上げ下げもガクガク、腕を上げてるつもりなのに上がってない。汚い歩き方、立ち方。いつのまにこんなにからだが歪み、固まったのか。
真っ直ぐにと言われて真っ直ぐにしてるのに、傾いている。鏡から目を逸らして練習しました。悲しかった。
まずはそこから。
83歳の先生の美しい立ち姿、65歳のアシスタントさんの力強い立ち姿。
目指せ!
来週はズンバの無料レッスンがあるのですが、娘に「からだの使い方がわかってないママは必ず足腰壊す」と反対されていて😢
うーん、ウォーキングは嫌いだし、どうしようかなと思っていたら、太極拳のお友達(70代半ば)が「歳をとるとだんだんエアロビとか筋トレとかできなくなって、最終的に、みんな、太極拳かフラダンスに行き着くみたいよ」と教えてくれて「それなら初めからフラ!」と。
先生にも相談したら、フラは体軸を大事にするから太極拳に通じると勧められて。年季の入ったおばあちゃんのフラはそれはもう美しいのだそう。
近くの公民館でフラのサークルがあるので、行ってみようかなと検討中。
娘には「手を出し過ぎ」と言われてますが、夫には「あなたは外に出てるほうがいい」と言われ、家族に「人が変わった」と喜ばれてるので、お言葉に甘えて遊びまくります。
神経内科の先生にも運動は勧められたので、わたしのお仕事です!