連休最終日、一人でぶらっとコンサートに出かけてきました。


♪♪♪

東京フィルハーモニー交響楽団

指揮 鈴木秀美

ヴァイオリン 白井圭


ハイドン

歌劇「無人島」序曲

ベートーヴェン

ヴァイオリン協奏曲作品61

交響曲第7番


会場 テアトロ•ジーリオ・ショウワ

♪♪♪


当日券ゲットするために早めに行ったら、2階席の真ん中をゲットできました。ラッキー!

しかもS席5500円です。そのぶん音響はイマイチですが、なんといっても超老舗の東フィルです。


前半はハイドンの楽しい小曲で始まり、メインのヴァイオリン協奏曲へ。


ヴァイオリンの曲はふだんあまり聴きませんが、白井圭さんの情熱的な演奏に息が止まりました。人気あるみたいですね。ものすごい反響でした。


ただわたしはホルンの音が気になって。ヴァイオリンソロパートとホルンパートがよく重なる曲なので、どうしてもホルンがバチッと決めてくれないと形にならない。

オーケストラの金管のレベルはどうしても気になってしまいます。難しいのは知ってるんですが。


白井さんのアンコールは、ローデ「24のカプリース」の1番、だそうです。

あまりに美しく儚くて涙が出ました。ただの練習曲をそんなふうに弾けるなんて。バイエルで人を感動させるようなものです。言い過ぎか。



そしてベト7!

ホールの関係なのか弦楽器が少なくてどーなのかと思いましたが、圧巻でした。

楽団員の皆さんも楽しそうでしたね。ヴァイオリンの人なんて椅子から落ちそうなくらい、中腰で踊りながら弾いてました。うぁー気持ちよさそうー!と、もう楽しくて楽しくてニヤニヤが止まらない。


フィナーレ迎えたあとのブラボーコールもすごかった!「ありがとー!!」と叫んでるおじさんもいて、笑っちゃいました。

わたしもブラボーしたいけど、あれって歌舞伎の掛け声みたいに専門の人がいるのかしら。



それにしてもやっぱり有名ホールと郊外の小さなホールとでは客層が違います。

わたしの前の席の人はずーっと寝てて。あんなうるさい曲で寝られるなんてツワモノです。不眠症のわたし、心から羨ましい。

演奏中におしゃべり、飴の袋をがさがさ、咳エチケットなんて知らない…

まあでもヨーロッパみたいに気軽に楽しむのも大切ですね。場所柄なのか音大生も多く客層が幅広かったです。


駅ではストリートピアノも開催されていて、小学生から大人まで腕前を披露。しばらく楽しんでいました。


帰りの住宅街では、誰かがラカンパネラを弾いてて、ここでもしばし立ち止まって聴き入り。


一日中音楽に浸った幸せな日でした。


演奏会に合わせて服薬しましたが、疲れが残っていたせいか、ベト7の3楽章あたりでムズムズ。気合いで乗り切りました。

その晩苦しみましたが。



現れては消えていく音。

儚くて切なくて

幻想のような夢のような。