夜、音楽番組で
AKB48「365日の紙飛行機」という歌が流れてきました。
そのとき、自分が微笑んでるのにびっくりしました。
365日の毎日と、その先に続く未来に。
昨年秋にPD宣告されてから、音楽番組が全く面白くなくて。
はじめは音楽番組なんて観ることすらできませんでした。
昔から好きな曲も、三浦大知さんの無重力ダンスも、好きだったものに何にも感動しない。
自分とは違う世界の話。もう私には関係ない。
この人たちは病気じゃなくていいな…わたしの人生終わった…と絶望感しかなかった。
何だかずっと自分が世界から置いてけぼりにされた感じがして
見えないガラスの壁で囲まれている感じがして。
とにかく怖くて、叫びそうなくらい怖くて。いや、実際、よく泣き叫んでた…
だんだん体調が良くなってきても、鬱に陥って寝込んだり
元気な日でも夕方になると無性に怖くなったり
ご機嫌なのに不意に不安感にのみこまれたり。
相変わらず動作時振戦には困るし、左側の違和感や痛みも始まったし、夜は1時間おきにトイレ通いだし
これから自分がどうなっていくのか薬剤性PDで経験済みなので、リアルに恐怖心もあります。
でも以前のような絶望感はなく、もろもろの不安や恐怖心はとりあえず今は横に置いておき、パーキンソンになったことを新しい人生として受け入れつつあるような感じがします。
(言い切れないところがなんとも💦)
特に何かきっかけがあったわけではなく、時間薬というか。
NCNPの先生の「そのうち治る」という言葉がなんだかストンときたし
何よりアメブロの皆さんの力強い生き様と、温かい支えはすごく大きかったです。
これから運動症状が本格化すると、病気の進行と共に、次々と山が現れて、乗り越えていかなくてはならない。
きっとまた泣き叫ぶ日が来るんだろうな。
でもとりあえず、はじめの山は乗り越えられた気がします。
癌が転移して早く死にたいなんて思わず、
365日自分なりに生きていこうと思った日が、やっと来ました。
皆さまありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。