お母さんと しゃべりたいなぁ～
同じこと １００回 言っても、 今なら すべて応えるよ
一昨日、 やっと 面会で 母の肌に触れてもよくなった。
何年ぶりの居室での面会だろうか？？？
たった１０分だけだけど。
この部屋に週４で通っていた。 仕事もしながらだったから、結構ハードだったけど、 お母さんに会いたいのと、預けた負い目が半端なくあったから、 自分で自分に課した努めだった。
母の手を握り、 肩をさすり、 頬を撫で、 おでこも撫で、
沢山 話し掛けたけど、 目を瞑ったままの母は、なんの反応も無し
この状態は、コロナ前もそうだったから、仕方ないけど・・・・
母の手の感触だけは、昔と一緒だった。
長くて綺麗な指。 ３０歳下の私の指の方が ずっと老化している感じだよ。
テレビで、 やってたんだよね。 ５類に下がって、 施設での親子の面会。 車いすに乗ったお母さんが、娘さんとの対面の面会で、 年老いたお母さんが、「長かったね。 やっと会えたね。」 と か細い声で、娘さんに言ってた。 娘さん泣いてたけど、 私も画面越しに泣いてしまった。
でもね・・・・ 私は そんな感動もなかったよ。
何の反応もないお母さんが ただ悲しい・・ 虚しい・・
確かにそこに存在してくれているのだけど・・・
お母さんとしゃべりたいよぉ～
何度も同じこと 言ってもいいよ。
100回 応えるよ。
アレクサで、リベラの曲を聴きながら、 今 これを書いています。
母には、 きっと耳だけの機能は、少しでも残っていると信じて、 辻井伸行さんのＣＤをプレゼントしました。 辻井さんのＣＤは、前にも持って行ってるのだけど、 今回は、 私が昔 弾いたことのある少し簡単な曲が沢山 入っているのにしました。 母は私が弾くピアノが大好きでした。
お花も持っていったのですが、 花瓶に入れようとすると、 昔から施設に勤めておられる私の大好きなスタッフさんが、慌てて来て下さって、 「これ、私がしておきますよ。 お母さんとの貴重な時間をどうぞ大切にして下さい。」 と言って下さり、お言葉に甘えました。
母のお部屋も綺麗にして下さっていて、 本当に感謝です。
虚しいつぶやき おわります。