こんばんは。今回は、約1ヶ月後の6月17日に開催される率川神社さんの「三枝祭」に関するお話を書かせて頂きますね☺


率川神社さんは、JR奈良駅から近鉄奈良駅に向かう三条通りに面した場所に鎮座されていて、有名な桜井市の「大神神社」さんの御子神様にあたられる神様が祀られています。


この神社では、毎年6月17日に三枝祭(ゆりまつり)が開催され、巫女さんが笹百合の花を手に、舞を舞われる姿が観られます。私は神奈川県にいる時から、一度この優雅なお祭りを観てみたいと、ずっと憧れていました。


奈良に移り住んで5年ほど経って、ようやくそのお祭りを見させて頂ける機会があり、ワクワクしながら神社に参拝しました。(お祭りは毎年決まった同じ日に行われるため、平日にあたる日が多くお休みを取らないと、なかなか拝見出来ないのです。) 


当日は、ピンク色の笹百合がたくさん御神前に飾られ、巫女さん数人がその笹百合を手に舞を舞われる姿は、とても優雅で美しい光景でした。✨


さて、この御神前に飾られるたくさんの笹百合のお花について、奈良に来てから出会った宇陀にお住まいの方から、以下のようなお話をお聞きしました。


それは、毎年お祭りの時期になると、ある地域の方々が、ご奉仕でこのお花を集めて来られるそうです。


宇陀市の南西部に、菟田野大神と言う地名の集落があり、その地域には神御子美牟須比命神社さんが鎮座されています。なんでも893年に、大神神社の御祭神であられる大物主神の分霊を遷して奉祀され三輪の奥宮と称せら…と、書かれているそうです。(地元の方には、大神神社の御子神様が祀られているとお聞きしました。)


この地域はとても山深いところ(私の感覚でですが)にあり、それが桜井市の大神神社さんと深い繋がりがあるなんて〜❗(この地名だけでも凄いですよね爆笑)本当に、何て奈良は奥が深いんだろうと、何だかめちゃくちゃロマンを掻き立てられましたラブ


と言うことで、この宇陀市菟田野大神にお住まいの神御子美牟須比命神社さんの氏子の方々が、自生の笹百合を集めて奉納されてきたそうです。


何でも、お祭りには約700本の笹百合が必要だそうですが、近年はイノシシや野ウサギの食害もあったり、温暖化で花が時期より早く咲いてしまったりで、奈良県外まで出かけて集めるのに大変なご苦労をされているそうです。(今では、人工栽培でも調達されているそうですが、こちらもそこまで行くのに、大変なご苦労があったそうです。)


こうして集められたお花は、お祭り前々日の15日夜に大神神社に納められ、翌16日に「ささゆり奉献神事」と呼ばれる、大神神社に奉納された花を奈良市の率川神社に運ぶ神事が執り行われるそうです。


大神神社での祭典後、花は駕籠に納められてJR三輪駅から万葉まほろば線に乗りJR奈良駅へ。奈良駅からは黒漆塗りの花車に移し替えられ、浴衣姿の踊りの社中がささゆり音頭を踊りながら先導し、率川神社に届けられ献花の祭典が行われるそうです。

そして17日に三枝祭が執り行われます。


長い歳月、伝統ある行事は、いろいろな方の努力に支えられて今に至り、私たちはその美しい姿を観させて頂いているんですね。本当に感謝です☺


お祭りは、あと1ヶ月程でまたその伝統と美しい姿を観せて下さいます。皆様も、是非機会がありましたら、足を御運び下さいませ。


〈今週の気づき〉

先人やいろいろな方の見えない努力の上に、今を生きる私達は恩恵を受けているんですね。💕みんな繋がっているからこそ、私も次に繋げる喜ばれることをしたいと思います☺


そうなんだー!、って思って頂けたら

以下のサイトもチェックしてみて

下さいね😉

今よりも、もっと楽しく心豊かになります

ように。

http://media-99.org