【小市民の結婚式】
こんばんは★
田尾下 哲さんと一緒に【ベアトリーチェ・チェンチの肖像】を演出した田丸一宏さん演出のベルトルト・ブレヒト作 【小市民の結婚式】を、チェンチのメンバーで観に行って来ました。
ブレヒトの代表作には【三文オペラ】【肝っ玉お母とその子供たち】などがありますが、彼は役者が役に感情移入することを否定し、役に対して批判的に演じることを求める《叙事的演劇》を提唱したらしい…。
そんな彼が21歳の時に書いた喜劇 【小市民の結婚式】
小さな緊張感のある空間で、人間のエグい部分が剥き出しになり、ぐちゃぐちゃのガッチャンガッチャンした滑稽な人間模様が繰り広げられる1時間。
この表現は、観た人にしか分からないと思うんだけど、本当に面白かった。
ダンスやピアノの生演奏も、このハチャメチャな感じに、ピリッとスパイスを与えていてとっても良かった!
私にとっては何とも形容し難い、初めての感覚を味わわせて貰った作品。
田丸さんの初単独演出作品、素晴らしかった。
おめでとうございます!