- ジェイン・オースティン―「世界一平凡な大作家」の肖像 (中公新書)/大島 一彦
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結構有名ですよね、この本。
中公新書です。にしては、やや厚めです。
私は著者を知らなかったのだけれど・・・・・
今アフィリエイトで調べてみたら
- マンスフィールド・パーク/ジェーン オースティン
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↑の中公社のシリーズの訳者であることが判明。
私はまだ中公社のは読んでいませんー。どうなんでしょう。訳が堅めなんじゃないかな、という気がします。
この本の欠点は、語り口が・・・・ちょっとね、もうちょっと柔らかくってもいいんじゃないかな。
でもあとは素晴らしいです。
第1章は礼讃と批判
第2章は時代と生涯
そして第3章~第8章まで、オースティンの長編小説6冊になっています。
オースティンって誰? くらいの入門書には向かないけど
オースティンが好きな方にはおススメできますよー。
作品ごとに章が分かれているために、未読作品は読まなくて済むことがいいのです。
私の未読作品は『エマ』と『説得』。
『エマ』は映画観たりしたし、あらすじ知ってるから読んだけど・・・・
『説得』はあらすじ一切知らない状態で読みたいので、読んでいません。
『マンスフィールド・パーク』の『恋人達の誓い』を読みたいけど・・・・なかなか見つかりません。
これはドイツの劇作家コツェブー著『私生児』をインチボールド夫人が英語に翻案したものなんだとか。
でも、その『私生児』も見つからず。
原書ならあるかもだけど、ドイツ語読めないし。
あらすじよりも登場人物の性格が重要みたいですね~。
この本の何がいいって、礼讃と批判です!
オースティンに拘わらず・・・・
誰がその作家を評価して、誰がそうではなかったのか。
それをしっかりとまとめてくれている本ってなかなかないと思います。
でも文学やるならある程度は頭に入ってないと困るし
関連書とか読んで新たに出てきたら、メモしたり、ブログに書いたりしているわけなんですが・・・・
これ結構大変なんですよねヽ(;´ω`)ノ
書いても忘れるからねヽ(;´ω`)ノ
オースティン好きなら買って手元に置いておくと良いでしょう。
マーク・トウェインとD・H・ロレンスはジェイン・オースティンが好きではありませんでした。
それに対しての著者(大島氏)のコメント。必読です。
「確かにジェイン・オースティンの世界にはトム・ソーヤーやハックルベリー・フィンの入り込む余裕はないから(こんな少年達が入り込んできたら彼女の世界はそれこそ打ち壊しである)、
マーク・トウェインの気持は解らないではないが、もしこの手紙をフロイト派の精神分析医が見たら、書手の深層心理を何と占うか、ちょっと聞いてみたい気もする。」
それ言えてる。笑えます(笑)
ロレンスはトマス・ハーディみたいな作家の方が好きだったようですよ。
うん、傾向似ていますものね。
小説にもタイプってあるんだし、それは仕方ないんじゃないかなぁ・・・・・
気になったのが
「ジェイン・オースティンのような面白い作家がなぜ我が国の一般読書界では例えばブロンテ姉妹ほどには読まれないのだろうか」
という1文です。
因みにこの本、1997年出版。
「一般読書界」には、文学部学生はやっぱり含めちゃダメ?
でも、海外文学好きなら大体読まない???
いや、知名度ってブロンテよりオースティンじゃない???
違うの?
先日読んだ本にも「オースティンは全然読まれていない」ということが記してあったので、
やっぱりそうなのかな・・・・・
また、新書なのに!しっかりと巻末に参考文献が記されているところがスゴイ。
- 世界文学大系〈第28〉オースティン・ブロンテ (1960年)/著者不明
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デイヴィッド・セシルの「ジェイン・オースティン」は↑に収録されているようです。
- ヴァージニア・ウルフ著作集 7/ヴァージニア・ウルフ
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こちらはヴァージニア・ウルフが書いた「ジェイン・オースティン」ですね。
うん、さすがにどちらも絶版。
気が向いたら読むかもしれません。
このあたりは大学図書館にはあるはずですし。
前回のバイトを体調不良で休んでしまったので、今日は4日ぶりの出勤です。
やっぱりバイトって前夜&行くまでがホント面倒ですね・・・・ヽ(;´ω`)ノ
行ってしまったら8時間くらいすぐに終わるのですがーー。
でも、介護等体験とか教育実習のような休みなしで5,6日続くものだとそんなに感じなかったり。
変に空いちゃうと疲れちゃうんだなぁ・・・・・・
でもあとバイトも今月末までだから、実質10日くらい。
頑張ってきます♪