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わからん。わからんよね。
「古典だから、有名だからって、それで過大評価したくない」
と、生意気にも以前ブログで書きました。
今の私の状態で「名作です!読むべし!」とは、ちょっと言えない
サミュエル・ベケットだから読んだけど、これで無名の新人だったら「意味わかんない」
となってしまう人、多いんじゃ・・・なんて思ってしまう。
恥を承知で言います、意味不明です。
そんなレビューを書いている方がいらっしゃいました。
・・・こういう人になりたい。
ノーベル文学賞作家である、サミュエル・ベケットの代表的戯曲。
「いつかは読まなきゃ」とは思っていたけど・・・・なーんか読む気がしなくて。
Absurb(不条理)の語句説明が過去問にありましてね。
私の中で不条理・・・といえば、ぜったいカミュ。(カミュのスペルなんて、知らんぜよー!)
関係ないけど、「不条理」の説明ってけっこう難しくないですか?
「・・・読むか。」と一応読んでおいた、ってだけです。
一応「読んだことは読んだ」・・・・よね?
(読んでて当然、っていう風潮あるし・・・「読んだ?^^」 「いえ、あらすじは知ってるけど、読んでません・・・・」がすっごくイヤです。でも、読んでも読んでもきりが無いんだよなぁ)
ウラディミールとエストラゴンという2人の浮浪者が延々とゴドーを待ちます。
ひたすら待ちます。
でも、ゴドーは現れない。
あらすじ終了。
普段オチを言わないようにしていますが、「待つけど、現れないんだ」ってことは結構有名だし、、いいかな。
この辺ってアーサー・ミラーの『セールスマンの死』で、何を売っているんだか明らかにされていない、というのとちょっと重なります。
何を待っているのか?
ゴドーとは、何か?
そのあたりは山ほどの議論がされています。
パリでの初演は散々で、後に理解されるようになったらしいですが・・・
正直、そりゃ、そうだろうと思ってしまう。
でもベケットはノーベル賞を受賞している=生前に評価されている
んだから、凄いと思うんです。
だいたいこういうの書く人って、死後100年とか経たないと評価されないし。
カミュの『異邦人』は好きなんだけどな・・・・。
どうも、私には合わない&理解できなかったですね。
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