娘の生活介護施設から電話がかかってきました。前年度の話なんですが
連絡帳にたまたま書いた、朝、娘のリクエストでパン食にしたら喜んで食べた話で驚いた支援員さんから。
給食でパンを食べないのでパンの日はごはんに替えてくださいという引き継ぎがあったという理由でした。
自宅ではトーストなので耳を残すことはあっても結構好きですよ、と説明するとなるほど!、と。
給食で食パンが出るときって、焼かずにそのまま出てくるので耳が固いとか、ボソボソして飲み込みづらかったり、苦手なジャム(ブルーベリーとかあまり食べない)だったり、マーガリンだけとかクリームチーズとかだと食べないかもしれない件、
二枚出てきてジャムを挟んでしまうと見た目わからないので本人には分かりづらいのかも、とお話しました。
前任の支援員さんからは、パンのときはほとんど(もしくは全然)食べてくれないので、ごはんの方が食べやすいですか?という質問があり、娘の好みとして、yes!と言う返事、その時はごはんに替えても大丈夫ですか?と聞かれたので、OKした、といういきさつがありました。
そこの理解のしかた、伝え方ですよね。
1つのシーンを見て、全部がそうだと思ってしまう。パンはすべて苦手なのかと思い込む
質問の仕方で返事が限定化されてしまう。
残さず食べてもらうために、ごはんに替える許可がほしい質問の仕方になってしまう(質問の仕方が誘導になってしまう)
さらに、引き継ぎをする際に、支援内容だけを伝えて、説明を省略してしまうと、前任から後任への指示になってしまい、引き継がれた方は選択肢がないものと思い込んでしまう。
でも、そこで後任の支援員さんがあとで気がついて電話をくださったので、
娘がパン嫌いな訳ではないことが伝わり、
食パンでも食べられる方法を探っていただけるとのこと、こちらからは、食パンって四方が耳で固いので半分に切れば真ん中から食べると思いますよ、とお伝えした結果、焼いていない食パンでも耳を残したり、時には耳も食べることがあったりしながら、みんなと同じパン食でも大丈夫、となりました。
施設に限らず、家庭内でもありがちなことだと思います。だめだと思ってその食材をメニューからはずしてしまう。実は調理方法によって苦手だと思っていたものも進んで食べたりして。。
うちも、普段避けられてしまう茄子やピーマンも中華味やしょうが焼きだとよく食べてくれます。
そのうち煮浸しや、他の味でも少しずつ食べるように。。
嫌いなものでも無理して頑張って食べる。。
ではなく、本人が食べられる方法で美味しく食べる、それが一番だと思ったりしています