一昨日の土曜日、娘を連れていつもの森林公園へ。

自宅から車で2~3時間ほど距離のある場所です。


そこで、入園時にトラブルがありました。


入園といっても、入園ゲート前の駐車場の入り口で、警備員というか、交通整理のスタッフさん(多分シルバー人材と思われる方)からの、知的障がい者への対応のトラブルです。


注意車車車DASH!


入り口には🈵の電光掲示板。警備員も他の駐車場へ促すサイン。


一見普通の対応と思われるのですが、実際には障がい者用駐車スペースは空いているのが見えています。


こちらは、最重度知的障がい者(療育手帳○A:障がい者判定区分6)を乗せている車です。


他の駐車場に停めてしまうと公園の入り口が見えないので娘の見通しが立たなくなり、車から降りることができないのと、降りれてもパニック等で突然走り出すと危険なため、フロントガラスに『歩行困難者』(いわゆる『駐禁除外指定車 』療育手帳最重度・重度 限定で警察署発行)に障がい者マークもつけて提示してあるものを手で示して


障がい者なんですけど、停められますか?


と、先週までは、警備員さんが障がい者スペースが空いているのを黙視したあと『どうぞおいで』と通していただけていたのです。


その日も、障がい者なら停められますよ、と一旦いったあと慌てて訂正。


急に、車イス所持でないとダメ!と。


車イスの方だけが障がい者ではないですよ?

と言ったのですが、


『それでもダメ』の一点張りで行け!のサイン。


さらに、障がい者スペースを知的の人まで許可すると溢れちゃうから、きりがないからと追い出そうと躍起。


話しているうちに、1台駐車場から出たらしく、空車のサイン。


で、今空いたから入っていいけど、障がい者スペースには停めないでくれというさらにの差別。


耳を疑いました。そんなことを国営の公園でスタッフが言うなんて。


確かに車イスを利用するには、それなりのスペースは必要。しかし、スペースが必要なのは、車イスだけではないのです。


助手席に乗っている娘が降りようとしてドアを開けると、勢いよく全開してしまってとなりの車にぶつかってしまう。隣の車にドアが当たらないよう、半開きにして気を付けて降りる、なんてできないのです。


まずは娘が先に車から降りてしまわないように制しながら自分が上着を着てリュックを背負い(介助用に両手を空けるためにリュックを背負っています)、


助手席側にまわって、娘を車から降ろし、即上着を着せ、リュックを背負わせながら車のドアを閉め、娘が走り出してしまわないように片手でホールドしつつ、車の鍵も閉めなくてはいけない。


そのドタバタを、隣の車との狭い空間で、しかも隣の車に傷をつけないよう、荷物が当たらないよう、体の向きから娘の動きからセーブしつつ、通路に出ないといけない。


娘一人車から降ろして歩くだけでも体を張って下手をしたら体当たりでブロックで制することもあります。


どうしても一般駐車場で停める場合は、娘がドアを開ける前に自分が車から降り、ダッシュで反対側に回って、助手席のドアを全開させないように両手で押さえる必要があります。娘が安定しているときならまだ余裕があるのですが、不安定な時期は、ドアを閉める間もなく、開けっぱなしの車を背に、娘が走り出してしまったことがありました。追いかけて捕まえて押しくらまんじゅう状態で必死に車に戻ってドアをやっと閉めて。。すでにヘロヘロ。。無気力隣の車との間隔が狭くて、降りるのをあきらめてそのまま発進したこともあります。


そして、駐車場という場所が、障がいの重い知的の子・人にとってとても危険な場所であること、


重度・最重度の知的障がいがある場合、危険認知度が低い、あるいは皆無な場合があり、


特にパニックが起きた場合は、車がきていても娘の目には入らず走り出してしまい、命にかかわること


安全に車を乗り降りするために、ゲートや障がい者用トイレに近い場所に、障がい者用の駐車スペースが必要であること、


公園側の責任者の方から、ちゃんと警備員さん・スタッフさんに研修をお願いしたい


そう強く思います。


今回のあつかいについて、車いすを使用していないことを理由に、知的障がい者が、障がい者用スペースの利用を断られるという、障がい者間差別をされたというもの。


今回は多分、駐車場のスタッフの方達が障がいについての正しい知識をお持ちでなく、仲間内で決めてしまったことであろうと予想はできますが、

公園がメディアで紹介されることが増えたことで、全国からも注目され、海外からのお客さんも増えると思われるなか、

国営である公園から委託されたのであろうスタッフへの研修は、きちんとされるべきであると、

ちゃんと声をあげて、気付いてもらえるよう、
障がい児・者と家族等から、発信する必要を感じた日でありました。

平日に公園の管理事務所へ一報をと、電話をかけたら、本日は休園日とのこと、また改めて連絡したいと思います。

最後までお付き合いいただきお願いありがとうございますもみじ