心配で、心配でたまらない
不安でじっとしていられなくなる
ここに居ちゃいけない気がする
用もないのにでかける
必要ないのに買い物をする
そんなとき ありませんか？
彼女は とても親切でした
困っている人がいると声をかけずにいられない 優しい人です
彼女は10年ほど前から 今の仕事以外に 何かしたいと模索していると話してくれました。
「これいいなと思っても 優柔不断で決められないの」といいます。
でも 私が知っている限り 彼女は決断力がないとは思えません。
「仕事もすぐその職場に飽きてしまい、ほかに何かしたい と思って辞めてしまうから続かないの」
でも 彼女の仕事ぶりは熱心で周りからの評判も良いのです
「私は心配性でね 口うるさく言うから 家族に嫌がられる時があるの それでも心配だから言っちゃうの
高齢の両親 体の悪い弟 がいるから 手伝って とは言われていないけれど 私がやらなくちゃと思って・・。」
とても心優しい彼女は 「すごく不幸でもないけれど すごく幸せでもない でも 人が笑顔になるならそれでいい」と話します。
彼女がその生き方で満足しているなら それは素晴らしいと思います
でも 彼女は どうにも満足していない様子で
毎週のように パワースポットや神社に行き
この人がいいと言われたら 占ってもらいに行き
毎日 たくさんのコンビニスイーツを買っています
「家にいても落ち着かないから」
「きっとこの土地のせいね」
「私は父親似で心配性だからネガティブな方にばかり考えてしまう」
と話します
彼女の家の神棚は たくさんのお札であふれていました。
私は
「したいことがあってもできずにいるのは できない方が都合いいことがあるからかもしれないね」
と彼女に言いました すると彼女は 血相を変えて
「いや そんなことはない 幸せになるためにいろいろ考えているのに」
と言います
そりゃそうだ
やりたいことはサッとやってみたいし
幸せにだってなりたいよね
ほんとに自分が何をしたいのか？ そもそもほんとに何かしたいとおもっているのか？
内観してみるのが一番いいのだけれど
私一人だけが幸せになっちゃいけない
こんな私が幸せになっちゃいけない
って思ってないかな？
昔 誰かに言われてすごく傷ついたのか
何かあったことから自分でそんな風に思ってしまったのか
どこからか聞こえてきたフレーズが心に残ったのか
原因なんてとうの昔に忘れてしまっていて
原因なんて もう どうでもよくて
幸せになっちゃいけない ところだけが しみ込んでいて
楽しく 幸せになれそうなところに来ると
自分でブレーキをかける 無意識に
幸せになりたいのに 幸せにならないように無意識に自分で壊す
でも幸せになりたいから どうにかならないかともがく
少し落ち着いてくると 今度はこれが壊れてしまわないかと不安が押し寄せてくる
不安を消すために その心配を口に出さずにいられなくなったり
じっとしていられなくなる ほかのことで解消しようとする。
自分だけが幸せになっちゃいけないって 思ってない？
彼女に訊くと
「・・・・ そうかなー そうなのかなー ・・・・・ そうだ 父親からずっと お前は長女だからって言われてきて・・・！」
「そうなんだね 長いこと長女やってきて大変だったね でも今 親の立場なら わかるよね
親が子供に求めるのは 長女だからとかじゃなくて
子供の幸せ 子供が笑顔で過ごせるのが 親の幸せだって」
彼女は
「これから ほんとに自分がやりたいことを内観しながら探していくことにする」
と笑顔で話してくれました。
なんで 幸せになっちゃいけない なんて思ってしまったのか 原因を無理に思い出さなくてもいいし
原因はどうでもよくて
私は幸せになる 自分に許可する ことが大事だよ
