今回の冬季オリンピックで不可解な判定が多いと話題になってる。

その中で日本人が金メダル有力な競技の一つで取り沙汰されているのがスキージャンプのスーツ問題です。


どうやら大体の概要が明らかになってきている。

根本的な問題がいつもと違う姿勢で計測されたことが問題の焦点になってきているように思われます。


いやいや、ちょっと待てよ、と。

問題は規定違反が有ったか無かったかじゃないの?

検査方法が変わったから違反は無しよ、とでも言いたいのか?


今回問題となったルールはこの部分。

『サイズは選手の体にフィットしている必要があり、余裕は男子が1~3センチ以内、女子は2~4センチ以内』


どうも勘違いしている人が多いようなのですが、余裕は男子が1~3センチ以内、女子は2~4センチ以内が規定値ではなくサイズは選手の体にフィットしている必要が規定値で、グレーゾーンとして余裕は男子が1~3センチ以内、女子は2~4センチ以内を設定している。

本来は規定値は男子で余裕が1センチ、女子で2センチだろう。

なぜなら余裕は男子が1~3センチ以内、女子は2~4センチ以内を規定値とするなら男子は3センチ、女子は4センチと記載すれば良いからだ。

『〜』が付くことはあくまでも超えても許容しますよって話ですからね。

ですから本来は余裕が男子が1センチ、女子が2センチでスーツを作らなければならない。


そのグレーゾーンをギリギリまで攻めてスーツを作るのが間違いであって、今回のような検査方法が変わったからといって規定値オーバーが許されるものではない。

検査方法(姿勢)が変わっても余裕は男子が1~3センチ以内、女子は2~4センチ以内なら規定値とみなすので違反にはならないですよって話です。


ちょっとルールの本質を理解していないスーツを作った選手側の選手やチーム、メーカーが悪いと思う。


高梨沙羅選手は勝ちすぎるからといって最も浮力に関係する板を短くされた経緯(身長に対して板の長さの上限が設定された)があるから、ギリギリを攻めなきゃ厳しくなった事情があるから可哀想な一面もあるけどね。

これは身長が高い方が有利になる、小柄な高梨沙羅選手に対する悪質な嫌がらせ他ならない。