先日サミットでの第三者が落としたカボチャの天ぷらが起因して転倒、怪我による損害賠償請求訴訟の一審の判決が出ました。
双方に過失があるとして損害賠償請求の半分をサミットが払えという判決でした。

それに対してヤフーニュースのコメ欄では被害者側を叩くコメントが多かったです。
理由としては店舗側には非が無く、ちゃんと見てないで踏んだ方の自己責任だろうということからです。

果たしてそうなのだろうか?

現場はレジ前とのこと。
レジ前のどこなのかは定かではない。
会計前なら落とした客はレジでカウントされないことに気づかんかったのかな?って疑問が出てくる。
また、サッカー台で袋に入れ直している最中に気づくはずだけどね。
なぜなら自分で取って袋か器に乗せて購入するから印象に残って、無いことに気づくはずです。
会計後からサッカー台までの間なら、それはレジ係の積み方が悪いんじゃないのだろうか?

以上により、マイカゴに詰め替えてそのまま帰ったってパターンが想像される。

確かにちゃんと足元を見ないで歩いた客も悪いけど、もし想像通りのマイカゴ落下説が正しいならば事故の起因となった天ぷら落下の責任は店側にあるということになる。
そもそも店側が分からない状況は会計台までのところであって、会計台から先は店側の責任が大きなウェートが占めるだろう。

今ならソーシャルディスタンスで並ぶ際も離れているので落下物があるなら気がつく訳だが、当時は密着して並んでいたはずなので前の客がカゴから落とした場合は気が付かないで踏んでしまうこともあったかもしれない。

もし会計台前の落下物なら店側が知りうる可能性はそう高くないと思うが、その場合でもやっぱり店側には責任は出ると思う。

なぜなら転倒した客は誰が落としたか分からないので、落とし主を訴えることができない。
では誰に請求すればいいのかってなれば、店舗の管理責任者を管理不行き届きとして訴えるしかない。
管理者が落とし主を探して損害賠償請求すべきだろう。
なぜなら客が商品を落下させて放置することは想定内であるわけですから、それを速やかに回収して平常に戻す責任があるわけです。

落とした客が悪かろうがレジ係の不注意だろうが、転倒した客が店側に損害賠償請求するのは間違いじゃないし、それに対して責任取れという判決を出すのは当然だと思う。
今回の判決は50%の支払いを命じたので、裁判所はどっちも悪いって言っているのだろう。

モノがカボチャの天ぷらだから踏む方が悪いみたいな風潮になっているが、商品が床に落下したまま客が踏んでしまったのは、やっぱり店側としても責任が無いとは言えないと思う。