政府はとんでもないことをしてくれたものだ。
自衛隊は便利屋ではない。

自衛隊は自己完結型の組織であって、行動する場合は民間や他部隊の協力はあろうとも独自の判断が優先される。
つまり、戦略上の指揮下に入っても戦術上は独立していなければならない。

今回旭川市に自衛隊員を派遣したことは、自衛隊員が公務で民間の指揮下に入って国からの指揮命令から外れたということです。

軍隊では戦術指導として他軍隊への少数派遣はあるけど、あくまで指導監督が目的で指揮命令系統はそれぞれ独自の指揮下にある。
しかし今回の派遣は人選からしたら指揮権はなさそうなので、派遣された自衛隊員は民間の指揮下に入って公務を行うことになるだろう。

これは戦後初のことではないか?
果たして自衛隊員が公務で民間の指揮下に入っても問題ないと考えているのだろうか?
ちょっと政府の考え方が原理原則を逸脱しているように思えてならない。