ケンミンショーで宮城から牛タンが出るそうです。
確かに仙台といえば牛タンってのは有名なのですが、かなり誤解があるよう。
牛タンをよく食べていたのはオヤジ世代くらいまでで、今は高級食材に成り下がった牛タンをちょくちょく食べることはありません。
そりゃランチタイムでも1000円超えているようなものなどそうそう食わないですよ。

吉野家の牛丼が400円の頃、牛タンは1皿300円、麦飯150円、テールスープ150円で食えた代物です。
しかも牛タン1切れは今みたいに細々と切り分けられていなくて5~6枚くらいあったと記憶しています。
オヤジの就職内定もらったときは、居酒屋に行く金が無いから牛タン屋で祝杯をあげたものです。
今で言えばB級グルメの筆頭みたいな位置付けでした。

仙台は昔から学都として有名で、貧乏学生が多かったところです。
ですので激安食堂が発達しており、牛タンもそのような貧乏人にも肉を美味しく安く食べさせてやりたいと試行錯誤しながら開発したメニューなんです。
今でこそ牛タンは価値がありますが、当時は捨てる食材で二束三文なので食材に選ばれたそうです。

今は高級料理になってしまいましたので牛タン屋は沢山有りますが、庶民の料理ではないので食べに行くのは激減していますね。

昔の牛タンは牛タンこんもりはもちろん、白菜の漬物たんまり、辛いのが5~6本ついていて、食いでがあったなぁ。

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