昨夜フィギュアスケーターの浅田真央選手が引退を表明しました。
26歳での引退は円熟味を増す年齢で、点数競技を考えると勿体ないように思いますが、こればっかりは本人の意思が左右されますので仕方がないでしょう。

そのニュースの前日には体操の内村航平選手が全日本選手権を逆転で10連覇しました。
28歳での快挙です。

似たような年齢で何が違うのでしょう。

男女差はあると思いますが、トップアスリートとしては大した問題ではないと思っています。
では同じ個人の点数競技でモチベーションを持ち続けるのと気力が無くなる差はなんなんでしょう。

一つは競技性の違いです。
フィギュアスケートは1種目に対して体操競技は5種目あります。
克服するには多い方が持続できます。
単純に比較すれば3つの技を極めるには、フィギュアスケートは3つでいいわけですが、体操は15の技を極めなければなりません。
それだけ集中しなければならないのと変化して気分転換できるので、持続させられる要素があるわけです。

あとは個人種目のフィギュアスケートに対して、個人競技ながら団体戦である体操競技の違いもあります。
個人競技は自分を高めるだけですが、団体戦の場合はチームの底上げであったり牽引していかなければなりません。

しかも内村航平選手は体操界の絶対的エースの存在ですので、その重責足るや個人の思惑だけで決められるものではないです。
後輩の選手を自分の立ち位置の日本のエースとして見せつけて引き上げなければならない違いがあります。

しかし、2歳しか違わないのにイメージの年齢にかなり差がありますねぇ。
オヤジ的には浅田真央選手は10代のイメージに対して、内村航平選手は30代後半のイメージです。
渋すぎるぞ、内村航平!