驚異の水着、レーザーレーサーがすごい記録ラッシュで注目を浴びている。

まさに水泳界の革命だ。


あまり興味の無い人でもあの記録にはびっくりしただろう。


あまりにも速すぎる代わりに問題もあるらしい。


何でも着替えるのに3人がかりで30分もかかったとか、

肩の出方に違和感があるとか行っている選手もいて、

一部の選手は使うことをやめるといっている。


もうひとつクリアをしなければならない問題がある。


水着メーカーとの契約問題だ。


水連は国内3社と契約をしているが、いずれも新型水着を急造してきた。

結果はスピード社のレーザーレーサーを越えられなかったみたいだ。

あそこまで顕著に差が出ては契約解除されても仕方の無いことである。

メーカーもそのような発言をしている。


しかし、個人的に契約をしている選手もいる。


個人と契約している場合は状況が違ってくる。

テレビのコメンテーターが一緒の条件でレースに

臨ませてやりたいといっているが、

そもそもスタート地点が違っているので条件は一緒ではないのだ。


個人で契約していた人というのは金銭の心配も無く

水泳とコマーシャルとマスコミのみに対応していればよく、

自分の思うような環境にもって行きやすい。


それに比べてフリーの選手は資金集めからはじめ

集めた資金での環境作りをしていかなければならない。


そこに圧倒的なハンディがあるのである。


同じコンマ一秒を削るレースをしているモータースポーツの場合、

契約タイヤが明らかに劣っていても

自分で他社のタイヤを勝ってきてレースをする、なんてことは絶対しない。

契約選手のひとつの仕事として

走りやコースにあわせたタイヤを開発するためのデータ収集も含まれている。


水泳だって同じことだろう。

今までスポンサーをしてきた会社にデータを取らせ、

新しい水着の開発をしていくのも選手の役目のひとつであろう。


今まで自由に水泳をさせてもらったのだから、

契約が切れるまで契約メーカーの水着を着用するのが筋というものであろう。