コンビニ②
声が掛かると同時に、オレを腕の中に沈めていた男は店から出て行く
大丈夫？
ええ、ありがとうございます
正直助かりました
ううん、困った時はお互い様だから
それより格好
言われて自分を見下ろす、エプロンは破れ、着ていたシャツまで乱れていた
そんな状態じゃ、これから働けないでしょ？
良かったらウチくる？
あの時、断れば良かったのかもしれない
それでも助けられた安堵から、彼に気を許してしまった
どうして、あんな店で働いてたの？
店長には体調不良だと言い、乱れた服装にも何かがあったのか分かるのか。あとは一人で大丈夫だと帰してくれた
はいジンライム⋯
店から数分の彼の部屋
初対面なのに心地良く
普通に壁にもたれるとガラスを受け取る
オレ、来て良かったんですか？
来てから言わないの、
必要ならシャワー入りなよ
必要？、あくまでノーマル、あの店は時給が良くて働いてただけ。もしかして何かを期待させたのだろうか？
あの⋯、オレそっちには興味無いんですが
え ⋯ ？
一瞬固まる互いの視線
ふはっ ⋯ぁ、あはは、ははは
笑いが大きな渦になり
それにつられてオレも笑い出す
良いから飲みなよ
確かに、助けられたのは善意か、そう気を取り直し。グラスに唇をつけた
うめ⋯ ぇ⋯、これライム凄いですね
うん ⋯ なんでも本物が良いじゃん
これなら君⋯、
あ、翔です
そう、翔が働く時は教えてくれる？
いいけど、なんで
すると彼はグラスを奪い取り、オレが含んでいた同じ場所なら飲み込んだ
中の酒が減り、カランと氷がきしみ形を崩す
あの、良かったら御礼させて下さい
ふふ、ん？いいけど⋯
お礼かぁ、
じゃあさ、そのうち君を買わせてよ
え？
言葉の意味が分からなかった
けれどふいにされたキス
指一本な間隔
君も商品なんでしょ？
オレが気に入ったなら、買われてね
彼は優しく、けれど少し寂しげに口角を上げた
for third
こんばんわ
今夜は花男、花沢類出てましたね
また近うち、花男メンバーでも
色々受翔だと楽しいですね
今夜のおめざ
アルミホイルに
バナナ、メイプルシロップ、黒糖
包んで甘い匂いがするまで
フライパンにフタをしてや弱火で
焼いてみて
バナナスィーツ
黒糖スィーツ
焦がしスィーツ