美浦：藤沢和雄厩舎
乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。
坂路 55.1-40.3-25.9-12.9 馬なり
助手「今週の出走に備えて坂路で追い切ったのですが、上がりで歩様が乱れてしまいました。まだハッキリとした診断は出ていませんが、『恐らく右トモを痛めたのではないか』ということです。ウィークポイントなのはわかっているので慎重に進めてきたのですが、このようなことになってしまい申し訳ありません。午後からまた詳しく調べてもらうことにしています」
藤澤調教師「出走当該週にこのようなことになってしまい、本当に申し訳ありません。長く休ませても思ったほど良くなってこないので、気をつけて進めてきたのですが…。この後の状態次第ではありますが、今週はもとより再度の長期休養を余儀なくされる可能性もあるので、獣医さんの診断も踏まえてどうするか考えるつもりでいます。徐々に良くなってきたところで非常に残念ですが、無理もできないのでご理解いただければと思います」
藤沢和雄厩舎→グロースフィールド
本日（木）グロースフィールドに移動しました。
助手「昨日の午後からも獣医さんに診てもらいましたが、ハッキリとした診断は出ず、『やはり去年状態が良くなかった股関節周りを再び痛めてしまったのではないか』とのこと。今朝もまだ気にしている様子でぎこちない歩様になっていて、特に旋回させた時など歩様が乱れてしまいますね。長く休養させたうえでこの状態だと本当に良くなるかはわからないですし、また時間も掛かってしまうかもしれません。何とか走らせてあげたかったのですが…。すみません」
藤澤調教師「危惧していましたが、長期休養させざるを得なくなったトモから股関節周りを痛めてしまったようです。去年から今年の前半までなかなか歩様が良くならず、旋回するたびにトモが落ちてしまっていたので、強い調教は控えて良化を待っていたのですが、このようなことになってしまい申し訳ありません。やっと良くなってきて、これなら使えるところまで行けると思ったのですが、判断が甘かったようです。もう一度競馬で走らせてあげられるように注意してやってきたのですが…。前回を踏まえると、再び良くなるには相当の時間が必要になるということもあり、今後についてはクラブ側と協議させていただきます」
引退
本馬は2020年11月14日の東京競馬に出走し15着入線。レース後は放牧先で復帰のタイミングを伺いながら調整を続けてきましたが、慢性的なトモの緩さがつきまとい、良化したかと思えば一歩後退という状況を繰り返していました。そんな中でも秋口を迎える頃には移動の目途が立ち、厩舎・牧場からゴーサインが出たことから10月10日に美浦トレセンに帰厩。帰厩後もトモの状態は万全とは言えないまでも、早々に目標レースに照準を定めるなど調整は順調。ようやくレース当該週を迎え、最終追い切りさえ無事にクリアできればというところでしたが、最終追い切り後の上がりで歩様に違和感を生じ、獣医師からは『明確にどこかを故障したというわけではないが、触診や歩様などからトモから股関節周りを傷めてしまったのではないか。時間を掛ければ治癒する骨折などよりこうしたハッキリしない症状の方が却って厄介で、再び立て直すのにはかなりの時間を要するだろう』との見解がなされました。前回の休養から一年余り、会員様にご迷惑をお掛けしつつも、時間をかけて立て直しを図ってきましたが、復帰間際にこのようなことになってしまい誠に申し訳ございません。何とかもう一度、ルレーヴの走る姿をお見せしたいとの思いはありますが、ここから復帰を目指すとなると再発を考慮しながらの調整となり、前回以上の休養期間を要する可能性が大きいです。最終的には関係者間で協議の結果、遺憾ではございますがここで引退の結論に至りました。長い間、レッドルレーヴ号へのご声援ありがとうございました。
トモが弱く1年近く休養にあてており
ようやく1年ぶりの復帰戦
という最終追い切りで
トモを痛めてしまい残念ながら
ここで現役を退くことになりました
ルレーヴは
父:キングカメハメハ
母父:ディープインパクト
母母:エアグルーヴ
という超がつく良血で
厩舎は日本を代表する名門
藤沢厩舎ということもあり
募集総額5000万という価格はむしろ
お買い得と感じるほどでした
しかも繁殖入りしたら母馬優先権まで
ゲットできるわけですからね
400口換算では初めて10万越えの
高額馬にいった馬でもあり
チッチ厩舎のエース、屋台骨でした
新馬戦は秋の東京2000m
美浦の各厩舎のエースが集まりそうな
条件で2着に負けはしましたが
3着以下は突き放しており
堂々のレースを見せてくれました
フィリオアレグロは
オープンまであとわずかですし
サトノフラッグは重賞馬
アラタもオープン入りしており
先日の福島記念ではイチバン人気
素晴らしいメンバーと戦いました
現地観戦もすることができました
口取り当たってて直線の手応えを見て
声を出し集合場所へ移動しようと
立ち上がりましたが差しきれず
ちょっと恥ずかしかったです
笑
2戦目も中山で現地観戦
初めて目の前で出資馬が勝ちました
目の前で勝ちを見れたのは
いまだにこれだけです
3月には出資馬初となる
重賞フラワーカップへ
2着で悔しかったですが
クラシックを意識させてくれる
素晴らしい走りでした
しかしこれ以降はいい成績を残せず
残念ながら引退になってしまいました
ほんとにルレーヴには
たくさんの夢と感動を
与えてもらい感謝しかありません
これだけの血統ですから引退後は
繁殖入りできると思います
子どもが東サラに来たら
絶対に行きたいなと思います
これからもルレーヴを応援します
お疲れさまでした
そしてそして悲しいお話が
続きます
今年キャロットで出資した
アールブリュット20ですが…
怪我で募集取り消しに
かなり期待していた馬なので
ショックですがもし予後が
よければ再募集の可能性も
あるとのことでした
頑張って治してもらいたいです
最後にアールブリュット20の
更新だけ書いておきます
一瞬でも出資馬だったことを
忘れないようにするためにも
21/9/30 ＮＦ早来
馬体重：420kg
ＮＦイヤリング在厩時は夜間放牧を継続する中で、移動に向けて厩舎内での体洗いや鞍付けなどの初期馴致を進めていました。ＮＦ早来へ移動した後はロンギ場での騎乗馴致を開始しました。馬体に緩さが残る影響からか背腰や後肢が疲れやすい感じはあるものの、ひと夏越したことで見た目にも肩やトモのボリュームは増しており、確かな成長を感じることができます。やや敏感な面があるもののいい意味での前向きさと捉えることもでき、実際に学習能力は高く、人の指示に対してスムーズに反応している点は評価できるポイントです。
21/10/29 ＮＦ早来
馬体重：427kg
ロンギ場での騎乗馴致では騎乗者との信頼関係を構築できるようジックリ進め、現在は周回コースでのキャンター１８００ｍや週１～２日、坂路での軽めのキャンター調整を開始しています。まだ力が付き切っていないことで後肢を中心に疲れが溜まりやすいなど、頼りなさは残るものの、いざ跨ってみるとバネがあって乗り味がいいと騎乗者から嬉しい声が聞こえてきます。今後は様子を見ながら登坂ペースを速めたり、本数を重ねていきたいところですが、馬体がしっかりしてくればさらにいい動きを見せられるようになるはずなので、日々のチェックとケアをしっかり行い、確かな成長を促していきます。
21/11/15 募集中止
「早来入場後は周回コースと坂路を併用して、じっくり乗り込みをこなしていましたが、若さ故、トモを中心に弱さが残り、調教を積むことで疲れを溜めやすいところも見られました。そのため、併行してケアを入念に行うなど慎重に進めていましたが、この中間、馬房内で寝違えたのか右後肢にハ行を呈してしまいました。なかなか負重できない状態が続いたこともあり、移動できる状態まで回復するのを待って社台ホースクリニックで歩様検査とエコー検査を行ったところ、右股関節を骨折している疑いが濃厚との診断が下りました。まだ、頼りないところはあるものの走りの質自体は良く、これから成長を遂げれば楽しみな存在になってくれるはずと期待していましたし、何とか競走馬として先を見ていくことはできないか、あらゆる角度から検討したのですが、現状で見せている症状や診断結果から、競走馬になれる可能性は極めて低いと言わざるを得ません」（ＮＦ獣医師）じっくりと基礎を固めていくイメージで調整に当たっていましたが、馬房内で寝違えたのかハ行を呈してしまい、検査の結果、右股関節を骨折している疑いが濃厚とのことでした。現状で見せている症状と診断結果を併せ考えると競走馬になれる可能性は極めて低く、このまま競走用馬ファンドの運用開始を目指していくには心許ないことから、販売を取り止めることとさせていただきました。本馬へのご出資が確定されていました会員の方へは、今回の事象に伴う仔細を含めて、追って書面をもちましてご案内させていただきます。