今週は、(火)(水)美浦、(木)府中で取材して来ました!
30回を迎える『ジャパンカップ』、今年は海外馬がかなり多いですね。
まずは美浦情報。
私自身がインタビューを聞いた馬のみ掲載しますのであしからず。。
【ナカヤマフェスタ】
二ノ宮調教師
「さすがに凱旋門賞を使った後は疲れが出ました。
日本に戻って来て、最初の調教で疲れが見られたらJCは見送るつもりでしたが、いい状態で速い時計が出たので出走を決めました。
今日は本当は併せ馬で追うつもりでしたが、(馬場入りを嫌がったので)1頭でしたがしまいまでしっかり脚が上がっていましたね。
昨日も速い時計が出て、多少のズレはあるけれど、思い描いた調整が出来ています。
長い間一緒にいるけど、まだまだわからないところのある馬ですね。
他の馬の尺度では図れない馬です。
このレースで今後のことも考えたいので、いいレースを期待しています」
追い切りだと気づくとかなりごね出すフェスタ君ですが、行き脚がついてからはすごくいい動きをしていましたよ。
2日連続の強い調教でしたが、上がって来ても欠伸を連発してケロッとしていました。
『凱旋門賞』以来のレースで、どんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみです♪
【ペルーサ】には、2週連続で安藤勝己騎手が騎乗しました。
「進歩してると思うよ。
我が強くて、ゲートはわざとイタズラするんだけど、大きい悪さはしないんだよね。
馬具の効果もあるし、リラックスしてていい状態。
スタートは多少遅れてもいいけど、上に出て2,3歩目でもダッシュがつかないから…。
ゲート次第だけど、色んな流れに対応出来る馬だから、ある程度の位置で競馬したいですね」
『天皇賞秋』では素晴らしい末脚を見せて、改めて能力の高さを感じました。
課題のゲート…なんとか普通に出て欲しいです。
続いて、今朝東京競馬場で行われた、公開調教のレポです。
フランスの【シリュスデゼーグル】は、ダートコースで調整。
ポワンセル調教助手
「状態は良好で、日本では重いプログラムはこなさず軽めの調整を行っています。
金曜日に追い切ることにしたのは、騎手がまだ到着していなかったこともあります。
東京はアップダウンもあって特別なコースなので、明日はその感触を掴みたいですね。
この馬はすべてが強み。
状態もいいのでぜひ勝ちたいです」
ブロンデル騎手
「乗りやすいし、とても寛大な馬です。
芝の適性も問題ないと思ってるし、明日乗ってしっかりたしかめたいです。
まだ枠が決まってないですが、マークしたいのはスミヨン騎手が騎乗する【ブエナビスタ】。
近くの枠に入りたいですね」
カナダの【フィフティープルーフ】は、芝での調整でした。
ド派手なお顔でかっこよかったです☆
ブラック調教師
「輸送も上手くいって、体重も維持しているし、カイバ食いもいいですよ。
スピードのある馬も多いので、先頭で競馬することは望んでいません。
追い上げる形になると思います。
もしペースが遅ければ、前で競馬することもあると思います」
スタイン騎手
「素晴らしい馬に成長してくれたので、それをJCで証明したいです。
どんどんレースが上手になっていますね。
今はまだ枠が決まってないのでなんとも言えないけど、メンバーを見ると、控える競馬になると思います。
スタート上手に切れるし、いいポジションを取って馬群を避けるレースをしたいです」
逃げるのかと思いきや、番手競馬もありとのことでした!
アイルランドの【ジョシュアツリー】は、ダートでの調整。
コマフォード調教助手
「重賞でいい成績を残して来て、さらに良くなっています。
カナダに行った時よりも落ち着くまで時間がかかりましたが、今朝も馬場でいい状態でした。
どんな展開になるかまだわからないけど、ほとんどの距離や展開に対応してくれる馬。
レースではスイッチがオンになって、何をすればいいのか自覚しているんです。
エリ女での、スノーフェアリーの走りも大変参考になりました」
フランスの【マリヌス】は、ダートでの調整。
ヘッド調教師
「凱旋門賞の後、オーナーの強い希望で出走を決めました。
検疫もスムーズで、とてもいい状態です。
東京のコースも合ってると思いますよ。
日本ではダートコースで調整しています。(レース当日まで芝コースには入らない)
ホームのシャンティでずっと調教してますから、わざわざ芝を走る必要はないです。
土曜日にダートでギャロップをする予定でいます。
今最大限のいい状態ですよ」
ボニヤ騎手
「成長を続けていて、いい年の重ね方をしている馬です。
きついレースを経験して、さらに成長していますね。
日本馬は全体的にレベルが高いし、【ナカヤマフェスタ】も強いと思う。
すべての馬に注意を払いながらレースして行きます。
東京コースは特殊だけど、【マリヌス】なら上手く適応出来るでしょう」
フランスの【モアズウェルズ】もダートでの調整。
ギブソン調教師
「この馬は左回りのスペシャリスト。
十分力のある馬でJCに参戦出来て、チャンスがあると思います。
昨日芝コースでジョッキーに乗ってもらいました。
このような硬い馬場が大好きなんです。
日本馬は優秀ですが、それに負けないパフォーマンスを見せたいです」
マイヨ騎手
「昨日騎乗しましたが、朝は調子が出ない馬なんですが、とてもいい状態でした。
左回りが得意だし、コースも合っていますね。
海外遠征も好きな馬で、いつもベストを尽くしてくれます。
僕のラッキーナンバーである、5番を引きたいですね。
レースでは【ブエナビスタ】を意識しています」
前々走のスウェーデンでの競馬では、2000kmも車で移動して、しっかりと勝利して帰って来たそうです。
かなりタフな馬ですね。
イギリスの【ダンディーノ】は、芝での調整。
ギブン調教師
「輸送は、イギリスからアムステルダム経由で東京に入りました。
最初の空輸では少し汗をかいてナーバスになっていましたが、2度目の時には上手く行って、今はとても健康的。
馬の見かけにも満足しています。
イギリスで仕上げて来たので、日本ではゆっくりめの調整。
ここまで、とても上手くいっています。
フォームから、速い馬場は向いていると思いますよ。
レースでは集中力を高めるために、ブリンカーを着ける予定です。」
マルレナン騎手
「このところ競馬の時に馬場に恵まれなかったけど、今朝はすごくいい感触でした。
コースも素晴らしかったです。
前方の内めを進むのが、理想的なポジションですね」
フランスの【ティモス】は、白井の競馬学校で調整中。
ドゥーメン調教師
「凱旋門賞は波乱の多いレースで、不本意な成績でした。
【ナカヤマフェスタ】と戦って、十分JCでも戦えると思いました。
5日前に日本に入りましたが、ギリギリまでシャンティの芝コースで調整して来ました。
今朝も学校で上手く走っていましたよ。
日本ではこのまま軽めの調整をして、土曜日にキャンターで足慣らしをして日曜日の本番へ挑みます。
この馬にとっての最強の切り札は、オリビエ・ぺリエ騎手が騎乗してくれることですね!」
ぺリエ騎手
「長い直線が好きな馬で、今回はフレッシュな状態で参戦できそうです。
【ブエナビスタ】には騎乗させてもらったこともあるし、素晴らしい馬ですごく好きです。
よくレディファーストというけど…そうならないように頑張ります」
イタリアの【ヴォワライシ】も、白井の競馬学校で調整。
カルーソ調教師
「JC参戦は今年の初めからイメージしていて、秋の入ってそのようにローテーションを組みました。
日本に入ってもいい状態で、10点満点中9点くらい。
当日10点になるように調整します。
明日の朝様子を見て、400mくらいのギャロップをする予定。
この馬は勝ちたがる気性で、常に勝ちたい勝ちたいというレースをするんです。
今回初の左回りですが、イタリアで何度も練習して、全く問題ありません。
以前【ミシル】で参戦して6着でしたが、今回はもちろんそれより良い成績を残したいですね」
デムーロ騎手
東京コースも問題なく走れると思いますよ。
枠はどこでも大丈夫だし、ポジションはスタート直後の様子を見て決めます。
ファンに喜んでもらえる結果を出したいですね」
今年の『ジャパンカップ』は、どんなレースになるのでしょうか。
(=⌒▽⌒=)
ちなみに、今回は残念ながら出走しませんが、【スノーフェアリー】も元気に調教していましたよ。