グラフィックボード FORCE3D RADEON HD4350。HOにて324円。

 

先日買った、1080円のジャンクPC(DELL Inspiron 545s)を今後どう活用していこうかいろいろ考えた末、ゲーミングPCにしてしまおうと思い立ち、購入。

このグラボは決して高性能とは言えませんが、それでもゲームとなれば既存のオンボードのグラフィックを使うよりは格段に性能が上がります。

 

つか、545sに合うロープロファイル仕様のグラボがなかなかなくて、数店舗を回った末にやっと見つけたのがこれだったんですけど、購入して家に帰ってから調べてみたところ、偶然にも当時の545sの上位モデルはHD 4350が標準搭載されていたみたいです。

たまたま同じ機種を買ってしまうとは面白い偶然ですニコ

 

で、PCに装着してみたところ、そのままでは動きませんでしたが、AMDのサイトからWindows8用のドライバをダウンロード・インストールしたら無事動きましたグッド! グラボ自体は特に壊れていないみたいです。

カクカク気味に動いていたオンラインゲームが、スムーズで滑らかな動きに変わりました。これはいいやラブラブ

 

しかし早速に問題発生ビックリマーク

2時間くらい遊ぶと突然PCの電源が落ちてしまうのです。

 

最初は何が悪いのか理解できませんでしたが、フリーソフトのHWMonitorで調査してみたら・・

 

 

おお、GPU温度が119℃!!

 

これはさすがにマズい!遊んでいたのはMicrosoftストアから持ってきたMetal Forceというゲームでそれほど重いゲームではないんですけど、GPU稼働率が94%に達しており、温度が危険水域どころではないですガーンガーン

 

突然のダウンの原因はどうやらグラボの熱暴走のようです。

これは何とかしないと!というわけで、早速、激安シリコングリスを190円で購入。

 

 

 

要するに、グラボのGPUとヒートシンクの接点にこいつを塗って、熱伝導効率を良くしようという試みです。

 

 

 

ヒートシンクを外してみたところ、蝋のようなものがもう塗られていましたが、おそらくここが劣化して熱がヒートシンクへうまく伝わっていないのでしょう。

この白いのは全部ふき取って、代わりにシリコングリスを塗りなおしました。

 

 

 

塗りの厚さはこんな感じです。厚塗りすると返って効率が悪くなるみたいなんで。

ま、施工自体は塗るだけだし、外すのも簡単。特別な技術は何も要りません。

 

 

で、施工後の結果がこちら。GPU温度がだいたい95~98℃くらいで推移しています。

この温度が適正かはよく分かりません。しかしたったこれだけの作業で約20℃も温度を下げることができました!少なくともMetal Forceで遊ぶ限り、PCが落ちることは無くなりました。

 

これで安心してMetal Forceを楽しむことができましたが、しかし敢えて「少なくともMetal Forceで遊ぶ限り」と書いたのには理由があります。

 

 

これはMOBIUS FINAL FANTASYで遊んだ画面です。

再び、GPU温度が112℃まで上昇しています。ゲームの重さとしてはこっちのほうが重いので、GPU様も大変にお忙しいとは思いますが、このままゲームを続けたらいずれまた熱暴走してしまうでしょう。

 

これは、もうファンの冷却性能の限界ではないかと想像しています。だって、こいつのファンは見るからにチャチだしねぇぼけー

 

追加対策で考えられるのは、PCの中を風通しが良くなるように工夫するか、ファンそのものをもっと効率の良いものに交換するかくらいですねぇ。

あとは、シリコングリスは実はネットで最も安いやつを購入したのですが、これをもっと高級なやつで再チャレンジするかです。しかし、シリコングリスを高級品に変えたところで、現状からさらに20℃近く下がるくらいの劇的な変化が期待できるとは思えないです。

 
というわけで、改善には成功したものの完全解決には至らなかった赤目君でありましたあせる
 

※今回投資額:514円
※難易度レベル:低



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