当時はまだノーマン・メッセンジャーさんと云う方を知らずにおりましたが、イギリスのお家の絵本という事で購入しました。


立体ではない代わりに、それぞれの部屋内部がしっかり描かれています。

部屋の間取り的にはやや不可解な造りになってしまっていますが、左開きで進めた時に扉の向こうが隣りの部屋になっている事で、ちょっとした物語が描かれていて印象的です。




*ANNABEL' S HOUSE/NORMAN MESSENGER(Press-outs&flaps for hours of play 1988年)

外観からは右手の1階2階にベイウィンドウ(出窓)があるように見えますが、室内には該当する壁が見当たらず、ベンチがあるのかどうかが気になります。
出窓のベンチも憧れです。


*玄関

*エントランスホール
この玄関扉のみ開閉時に人物が見えるよう位置が合わせてあります。
外観から見ますとエントランスポーチは外のようですが、ホール内部から見ますと玄関扉ががっつり内部に入り込んでいます。
玄関扉左手のベンチは座面が開くタイプです。

*キッチン
ここは奥のフラップ扉を開くと、隣りの部屋のイラストが描いてあります。隣りの食堂ではお菓子をひとつ取る手が描かれています。
右側のクッキングストーブは薪でしょうか。これでパンやお料理を作ったら絶対美味しいだろうな、と思ってしまいます(笑)


*食堂
お菓子を取った男の子は机下に隠れています。

食堂に浮世絵が飾られていて、ある時代の日本ブームを思わせます。


*リビング


海外でよく見る隠し金庫のようです。



*書斎
意外と椅子がシンプルで可愛いなと思いました。
右側は分かりづらくてすみません。
ライティングディスクがあります。
左奥の扉は階段に繋がっているようです。
エントランスにメインの階段がありましたので、こちらは主寝室やバスルームに近い階段でしょうか。
・・にしても位置が。もはや家の何処にいるのかさっぱり分かりません。

*子供部屋1
おもちゃ部屋がベビールームも兼ねているようで、子供たちの寝室とは分かれているようです。
左手にドーマー窓があるように見えますが、この部屋がどの辺りか全く見当がつかないです。
ちなみに手前の床に置いてあるオモチャはノアの方舟のようです。


*子供部屋2
ここにも暖炉があります。
ベッド下で懐中電灯で本を読んでいる男の子がいますが、ベッドには代わりにテディベアが寝ています。
キルトのベッドカバーが温かな印象です。
花柄のカーテンがかけてある腰窓には、黄色いロールカーテンが二重になっていて、何故かバスルームとお揃いのようです。



*主寝室

タンスの中に女の子が隠れています。

隣りはバスルームでも、寝室にはちゃんと水差しと盥があります。


*バスルーム
花柄のタイルがアクセントに2種類使われていて可愛いです。総柄のバスタブと便器がすごいな・・と思いました。
何故かバスルームから屋根裏へ上がるようになっていて、湿気が気になります。


*屋根裏部屋




*コンサバトリー
↑扉が閉まっている状態です。
↓扉を開けた状態です。

憧れのコンサバトリーです。
温室らしくサボテンやパイナップルなどの鉢が並んています。
以前に雑誌で見た、天井が全て天窓になっているコンサバトリーは、夏に扉を網戸へ交換して昼寝したり寝室にもしたりすると聞いて、素敵だなぁと思いました。


*庭
庭の木戸を通ると奥は畑のようです。


*奥付け



*付属の紙人形
説明文では兄弟のトム、パパ、ママ、メイドのサラ、コック、ガーデナーのジョセフさんやペットがいると書かれているようです。
(英文は分からないので定かではありませんが、亀とオウムもいるようです)

*裏表紙

実際に古い住宅などを見学するのも大好きですが、こうした絵本でも見飽きることなく楽しんでいます。