私の子供の頃はまだソノシートが主流で、大人はレコードやカセットテープを立派なステレオで聴いていました。
ちなみにレコードの特典と言いますと、CD同様にボーナストラック収録曲と云うのが一般的な印象でしたが、たまにジャケットがポップアップ加工されていたり、おまけのハガキなどが入っているととても嬉しかったです。
*LP「あの頃マリー・ローランサン」ハガキ/加藤和彦 1983年
プレーヤーも部屋になくリビングで聴いていた当時、台所で作業していた母が「あら?可愛い曲ね。誰の?」等と言ってましたが、〈愛したのが百年目〉になると急に 「ねぇ、安井かずみさんじゃない? 絶対そうよっ!」と言い始めました。
まだ歌詞カードを読みながら聴いている程度でしたので「安井かずみって?有名な人?」「有名よっ!作詞が安井さんじゃないかと云う話!」と言われ慌てて歌詞カードの作詞を探すと、確かに〈安井かずみ〉と名前があります。あるどころか全ての作詞が安井かずみさんでした。
「本当だ!安井さんだっ!何で分かったの!」と聞きますと
「ほらねーっ!だってルイ・ヴィトンなんて歌詞、安井さんくらいでしょう」と。
当時ヴィトンもまだ分からない私に話す、その時の母がとても印象的だった思い出があります。
そんなこんなで、加藤さんのレコードはどれもお気に入りでしたが、当時は金子國義のハガキが付いていた事が嬉しかったです。
*CD「うたかたのオペラ」
8cm CD/「アラウンド・ザ・ワールド」シングル復刻(ダヴ・バージョン) 2015年 加藤和彦
なので、この歯車のジャケットを見ると何となく「マニラ・マニエラ」のように感じてしまいます(歯車でも全然デザイン違うのですが・・)
パパ・ヘミングウェイはジャケットデザインが違うなと不思議には思っていましたが、そもそものデザインはこちらだったようです。
レコード盤の初期特典はシングルレコードが付いていたのでしょうか。
豪華な話です。
☆☆☆☆☆☆
ある時、あがた森魚の「赤色エレジー」を聞いていて「大道芸人」という曲でグッと興味を引かれ、「はちみつぱい?面白そう!」とレコード屋さんへ走りました。
小学生までこれと言って物欲もなくお年玉も手付かずだったので、中学からやっと自分のおこずかいで何か買うという習慣に慣れ始めた頃でした。
当時は、ぱいのレコードは在庫がなかったようで「火の玉ボーイ」や「moonriders」などありましたがムーンライダースは知らなかったので「東京一は日本一」ベスト盤を試しに購入しました。
これがすっかりハマり、すぐに手に入るアルバム全て購入して聞いていて「青空百景」は新譜で購入出来たので初回特典のハガキもついていました。
当時、雑誌のSteadyを読んでいて移籍騒動のきっかけになった「マニラ・マニエラ」がCDでしか発売されていない事を知りました。
欲しがったのですが1枚のために高価なプレーヤーを買う勇気はなく、カセットブックが発売された時は嬉しかったです。
*LP 「青空百景」ハガキ 1982年 ムーンライダース
☆☆☆☆☆☆
あぶらだこは10代から好きでライヴもよく行っていて、レコードもCDに買い替えて聴いておりましたが、この付録付きのアルバムは友人がプレゼントしてくれました。
*あぶらだこ 5th CD付録シール
本当は誕生日プレゼントに一緒にライヴへ行こうと考えてくれていたようですが、チケットが売り切れだったそうです。
*CD 「WASTING LIGHT」フィルム(オリジナルマスターテープ切れ端) フォト・カード 2011年 /FOO FIGHTERS
「ECHOES, SILENCE, PATIENCE & GRACE」からのこのサウンド、かっこいいです。