先週末は、姫路医師会の定例総会や相生のペーロン祭りに出席する一方、大阪や神戸に走った。どちらの場面でも、挨拶を述べる機会を得たので、大筋紹介してみたい。


 お医者さんたちの代表を前にして「今、日本中で空いた口が塞がらず、ものも言えないという奇妙な病が流行っている。高速道路をただにすると約束してきたのに、実質値上がりになる。これに対して原則ただといったので、ただちにただにすると言ったわけではないとか、沖縄・普天間移設問題で『最低でも県外』と言ってきていながら、結局は辺野古に戻ることに。ところが、これも現行案とは違って負担を軽減する良い内容になっている、と言う。全く呆れるばかりだ」「今、東アジアは、ポストモダン、モダン、プレモダンと三つの異時代を生きる国が存在するが、日本国内でも中間層に加えて、極端な富裕層と年収二百万以下の貧困層といったように三つの階層分離が起こっている。公明党は、貧困層に対する手立てを積極的に講じる役割を果たしたい」


 ペーロン競漕に参加する若者たちの前では「犬死という言葉がある。役割、使命を果たせず死ぬことを言う。今、宮崎県で牛や豚が大量に口蹄疫で処分されている。これからは牛死という言葉が流行るかもしれない。このようになった原因は、農水相が問題の発生を知りながら、中南米三カ国の旅に出てしまったことにある。カストロ・キューバ国家評議会議長に会うのが主たる目的だったという。つまりは初動を誤った。ペーロンも初動が大事。勢いを持って一気に漕ぎ出して行った方が勝つ」


 ユーモアの中に風刺を挟み、問題の本質を伝えたいといつも念じている。