今日は、山口那津男党代表の質問が参議院本会議場で行われた。山口ビジョンをベースに質した。鳩山首相の答弁は、昨日同様で目新しいところは全くなかった。


 昨夜は、外務省の飯倉公館で開かれた「欧州大使会議」のレセプションに参加した。欧州各国に駐在している日本大使が一同に会する恒例のもので、日本に派遣されている各国大使も合流し、いろんな方々と会えるいい機会になる。政権交代後、初めて参加した。岡田克也外相の挨拶は普天間問題など渦中の人であるだけに注目したが、あまり面白くない型どおりの挨拶だった。尤も、余計なことを言うと物議をかもすために避けたのかも。 


 普天間基地の継続使用の可能性に外相が言及した一日の発言について、鳩山首相は「(移設先を検討した結果)最終的にまた戻ってきたという話では答えにならない」と反発したことが報道されていることは周知の通り。これに対して、外相は「適地が出てこないということになれば、最悪の場合、普天間になりかねないという私なりの危機感を表わした」のであり、「首相の言っていることと根本的に違っているとは思わない」と述べたと伝えられている。ただし、これには、平野官房長官が「探している最中に戻ることを示唆するのは矛盾している」とか、北沢防衛相が「行き先がないと誰が決めたのか」などと外相の形勢は不利。小沢問題では誰もが口をつぐんでいながら、普天間問題では皆が勝手なことを言うというのが民主党の面白いところかもしれない。


 神余ドイツ大使、小松スイス大使らと久方ぶりに会う一方、慶應同期の田中俊郎慶大教授や恩師・英修道先生のご子息で元イタリア大使の英正道氏ら外務省関係者とも会うことが出来、忙中閑ありの楽しい語らいのひとときとなった。