この週末は、斉藤やすひろを励ます塾員フォーラムに出席した後、地元を走り回った。土曜日の朝は、姫路でママさんバレーの大会での挨拶。午後からは佐用郡佐用町での挨拶回り。夜は、神戸で県知事選の個人演説会がある予定が変更になったために、急遽、高校時代の後輩たちと懇談する機会を持った。日曜日は、播磨町から稲美町へと有力者宅への挨拶回り。夜は、姫路市の薬剤師会の総会で挨拶し懇談。これは、先月に行われる予定が例の新型インフルエンザ騒ぎのために延長になっていたもの。月曜日には、午前から午後にかけて芦屋市で語る会を二回にわけて行う。


 塾員フォーラムでは、慶應義塾大学総合政策学部教授の草野厚さんによる「世界のなかの日本」と題した40分ほどの講演があった。草野さんは、自民党から民主党まで、呼ばれると幅広く出かけることにしている、と笑いをとられながらも、公明党とは理論誌「公明」にしばしば寄稿してきたことが示すように大変関係が深いことを吐露しておられた。


 講演では、バングラデシュやタンザニア、エチオピアなどのアジア、アフリカの新興国の発展ぶりと、そこへのインドや中国、日本の経済協力の実際を比較しながら紹介、興味深い内容であった。中国が国際標準に合わせるべく懸命に努力している姿を紹介しながら、侮れない実態を強調されたのが印象に残る。ややもすると、中国の内陸部と沿岸部の経済格差や、公害の酷さ、さらには汚職の横行にみる官僚天国ぶりなど、とかくネガティブな面ばかりがメディアで強調されがちだが、それらについては、かなりバイアスがかかっていると割り引いてとらえたほうがいい、との指摘には、意外性を感じた。後半は、どちらかと言えば、「世界のなかの中国」との感が強い内容だった。


 実は、この会には、浜四津代表代行以下慶應義塾出身の衆参全7人の公明党の議員が集まった。私も約40年前のクラスメイトを誘って参加。開会前での名刺交換や終了時の「若き血」の合唱、歓談など随所で友情溢れる有意義な会合になった。