先日ラジオを聴いていたら、歯の健康のために「三・三・三運動」を提案していた。この運動とは、1日三回、食事の三分後に、三分間磨くというもの。なるほど「8020」社会を強調するのもいいが、どうしたら80歳で20本の歯が維持できるかの方法論、運動論も大事だ。「8020社会」とは、すべての国民が自分の歯で、楽しく笑い、会話し、美味しく安心して食べられる社会をいう。


 今朝、日本歯科医師会の大久保会長らが公明党の会合に来られて、「今なぜ歯科保健・口腔保健の法整備が必要なのか」についての考え方が示され、「口腔保健法」制定の要望を聞いた。


 この会議のなかで、私は、「8020」を成功させるために、必要な方法論をもっと強調すべきではないか、と指摘した。これを続けると、「8020」にいたると言えば分かりやすいのに、と。なぜ、それを強調しないのか、と。答えは、そういうハウツー的手法は過去にあまたのケースがあり、最近では、相当に広がっており、今更言わずともいいと判断していると、言われた。そうだろうか。もっともっと強調されないと、最前線には定着しないと思う。さらに、歯科医は、歯を抜きたがる人と抜かずに治す人がいる。このあたりの基調をなす統一的考え方を示すべきでないか、とも。これには、ケースバイケースで、なんとも言えず、基準は示しにくい、と言われた。歯科医師会の方で、指導性を強めていただかないと、患者としては、かかりつけの歯科医師をみつけ出すことは難しいと思われる。


 16日は、海上保安庁と海賊対策で意見交換したり、農水部会で農・村・漁業各分野における雇用対策の実情を聞いたのち、夕刻に、小児脳腫瘍患者の家族の方から要望を受けた。