19日のお昼に開かれた党の国会対策委員会でのこと。坂口力元厚労相から、こんなエピソードが披露された。


 新幹線車中で、ある都内の商工会議所の会頭から話しかけられた。その会頭は、定額給付金の導入に大いに期待すると述べた後、「うちの商工会議所では、皆で頂いた給付金は、一括して集め、恵まれない方々の施設にでも寄附しようということにしました。場合によっては、もう少し足してでもと考えています」と話されたという。坂口さんから聞いた一同、大いにいいアイデアだと感動した。


 実は、つい先日私も新幹線車中で、姫路の商工会議所会頭と偶然会った。立ち話のなかで、当然ながら、話題は定額給付金に及んだ。先方からは、公明党主導なんでしょうと言われたので、厳密には、当初は定額減税を主張していたことやら、三分の一ほどが使われなかった地方振興券の轍を踏まないようにしたいなどと話したことを思い起こした。都内の商工会議所での話を聞いていたら、伝えたのに、と少々残念な思いがした。


 太田代表からは、欧州では、給付金付き減税が新たなトレンドになりつつあるとの話しやら、日本総研の予測では、定額給付金の経済効果は、0・4%あるといった前向きの明るい話があった。


 午前中は、昨年に成立した「憲法改正のための手続き法」における、18歳投票権についての法制審の中間報告をめぐって、専門家から意見を聞いた。午後には、各種団体からの予算要望やら、税制改正についての要請を受けるなどした。