民主党は全く変な政党だ。今日予定されていた参議院の委員会は、すべて開かれなかった。理由は、はっきりしない。二次補正予算案がだされない云々と聞こえてくるが、敢えて言えば、衆議院解散をすべきなのに、しないからだということか。現場では、テロ対策特別措置法案(補給新法案)も金融機能強化法改正法案も決着をつけるべく、話が進んでいたのに、突然小沢代表の方針転換によって、事態ががらりと変わるのだから、たまらない。しかも、公開の場としての党首討論には応じないというのだから。
昨日、姫路の隣接町・福崎の工場団地に行った際に、若い社長が話してくれた言葉が思いだされる。「今のような経済状況で、与野党が協調しないのには呆れる。民主党は、むしろこの場面は、対決しない路線をとった方が支持率はぐっと高まるはず」と。私も、アメリカでの金融サミットにおいて見られた国際協調に呼応して国内協調を訴えるべきことを力説した。日本の政治風土では無い物ねだりかもしれぬが、100年に一度の尋常ただならぬ事態には、古今未曾有の政策、政党間協調が必要と言えよう。
その際に、同席した社長の母親が定額給付金について「そんなお金の遣い方をするより、中小企業への配分を増やしてほしい」と強い口調で私に要請された。息子の社長が直ちに、「今の経済状況では、出来うる限り国民各層の不満をまんべんなく抑える必要がある。それでなくともお母さんのように、それぞれ自分の方にだけ恩恵を施してほしいとの合唱をしがちなんだから」と、たしなめられたのが印象に残る。
今日18日の衆議院では、本会議が予定通り開催され、麻生首相の金融サミット報告及びそれへの各党からの質問がなされた。