今日は、西宮市長選挙の告示日。三期目に挑む現職を、党として推薦したので、応援演説をするためにかけつけた。


 共産党をのぞく与野党相乗りで推薦。こういうケースで、かつて手痛い目にあった。5年前の姫路市長選挙だ。やはり3期目に挑戦した現職に、大学教授が対抗馬としてたった。結果は、新人が各党相乗りで現職を破った。実は今回の西宮も有力な対立候補は大学教授。状況は極めて似ている。違うのは、姫路では某代議士が単身、党の方針決定に反して、新人大学教授の支援に回ったこと。「いかなる選挙でも、投票が終わらねば当然ながら分からない。大事なことは、団結であり、油断を排することだ」とした上で、さりげなく姫路のケースをのべ、前者の轍を踏まないよう自戒を共有しようと力説した。


 ところで、西宮市長選挙で思い出すのは、8年前のこと。市助役対県議の構図で、県議は僅か28票差で涙を飲んだ。勝ったのが、今の市長で、負けた方は、その後衆院議員に。4年前の事務所開きで、私は「人生万事塞翁が馬」の実例だとして、何が幸いするか分からないと、強調し盛り上げたものだ。この日、最初にたったその代議士は、西宮市長選挙とアメリカ大統領選挙がおなじ年の11月に行われるとしつつ、8年前は、ブッシュとゴアの差も西宮同様に僅かの差だったことを指摘。今回はオバマが大差でマケインを破ったので、西宮でも大差で勝たれることを期待する、と結ばれた。当事者として、「自分がやりたかったことを全部やって頂いた素晴らしい市長だ」と礼賛されるなど、印象に残るいい挨拶だった。


 午後からは、神戸市内の垂水区、須磨区の計7箇所で街頭演説を行った。