今日は、朝から夕方まで神戸市中央区内の企業、団体を挨拶回り。夜は宝塚市で国会報告会。


 そんななかで、強い印象を受けたのが、A特許事務所の所長。弁理士として大変著名な方と聞く。語らいのなかで、さりげなく知的所有権問題で、いかに日本が遅れているか、を指摘された。私が日本の政治家では、民主党の菅さんが弁理士ですねと水をむけたが、無視。その代わりに、「甘利さん(行革担当大臣)は比較的勉強しているが、まだ分かっていない。分かってる人は、皆無に等しい」と、断じられた。菅氏への評価はなきに等しいと判断した。一年のうち、半分近くもアメリカに滞在されるとのことから、話題はアメリカ論へ。私が「アメリカ人は自分の国が最も進んでおり、外国に学ぶべきものはないと思っている。国会議員でも、生涯を通じて外国に行ったことがないという人がざらにいるようですね」と訊いた。所長はそれをアメリカそのものが世界だとの認識ゆえと、認めたうえで、日本人の国際社会の場での発信力のなさも深刻の度を増しつつある点を指摘された。私としては、これを認めざるを得ず、沈黙は金なりとする国民性と英語力のなさとが原因と認めるしかなかった。選挙近しでの挨拶回りで、いつもとは異なった角度からの刺激を受けた感がする出会いとなった。