10日夜は、姫路市民センター大ホールで国会報告会があり、30分しっかりと話させていただいた。中選挙区時代の平成2年と5年の二度に渡って戦った中核の地だけに、厚い思いを持っていただいている人達ばかり。千人を越す方々を前に、自民党政治の衰退、公明党の庶民生活防衛に向けての戦い、民主党の理不尽な政局優先の実態などについてじっくりと語った。最後に初挑戦で次点に泣いたときの悔しさを二度と味わいたくないと述べ、近畿比例ブロックの一議席奪還、6小選挙区大勝利を訴えた。


 11日は、午前中に加古川市、稲美町、播磨町の三ヶ所で街頭演説をしたあと、午後から明石市での建築士事務所協会明石支部主催の会合にでた。これは、改正建築基準法及び改正建築士法に伴う問題点をめぐって建築士事務所協会の皆さんと国土交通省建築指導課長との意見交換を行おうとの目的から開かれたもの。姉歯事件に端を発した、安全な建築を求める声の高まりを受けて改正された建築基準法は、現場で建築確認申請の遅れといった事態をはじめ様々に運営上の課題をもたらし、官製不況の原因との指摘すらでてきている始末。こうした現場からの批判を真正面から受けとめる絶好の機会になった。参加者から細かな運営についての苦情や注文が続出。とりわけ、このままでは、大手ゼネコンや大規模な建設設計事務所のみが生き残り、小さな事務所はすべて消え去ってしまうことになるとの懸念の声や法を作った政治家の責任を問う厳しい声もだされた。私は、「姉歯という熱ものに懲りてなますを吹くというように、真面目に仕事をしてきた建築士事務所を潰してしまうようなことにならぬようしっかりと対応していく」と挨拶した。