自民党総裁選が告示。立候補者は、五人となった。かつてこの党は派閥の領袖が、いわゆるたらい回し的に総裁の座を得ていった。この10数年すっかり様変わりした。この五人の政策論争も大事だが、問題は小沢民主党と合意形成ができるかどうか。そのあたりの“戦法”の披瀝をもお示し願いたいものだが・・・。
兵庫・加古川市に長年住んでこられたOさん(89歳女性)が亡くなられ、葬儀に参列した。選挙戦のたびに獅子奮迅の戦いをしてくださった。「私も頑張るでぇ。あんたも身体に気ぃ付けて頑張ってやぁ」との言葉とともに必死の形相がまぶたに焼き付いている。ありがたい人だった。ひたすら公明党を勝たせたいとの一念に貫かれた、こうした無私の人びとの尊い陣列に支えられて、公明党議員は成り立っている。感謝の思いで一杯だ。
式場で隣り合わせた自治会長さんも、「これまでどれだけ選挙頼まれたことやらわからへん。ほんま凄い人でしたなぁ」と感歎されることひとしきりだった。薄目をあけたかのような見事な成仏の相にお別れして、葬祭場をあとにすると、一陣の風が頬をさわやかに撫でていった。