涙がでてこないのが不思議なくらいに思う、懐かしいあの顔、この顔。御津、揖保川、新宮、竜野と、かつて一市三町に分かれていた町々が合併で一つになり、たつの市になってはや二年ほど。昨夜、一本化されての党支部会に私としては初めて出席をしました。約40人くらいの皆さん方は選挙に私が出ていらい、いや、もっと前からありとあらゆる選挙戦でお世話になってきた人たちばかり。この参議院選挙でお互い感じたことなどを一時間ほど懇談的に語り合いました。


 政治とカネにまつわる自民党の不祥事、大臣の不適切発言、生活費負担増、宙に浮いた年金問題などをはじめとする、最前線で説明に苦労されたテーマや、路線問題としての自公連立のあり方など様々な課題や疑問、懸念が多くの皆さんから次々と出てきました。最終的に、来るべき衆院選挙でどうすれば地域に公明票を拡大をしていけるかということになって、結局は候補者としての私自身の問題に帰着することがはっきりしました。


 合併時に議員をされていた大先輩が、「(赤松さんは)選挙制度が変わって、比例選挙区からでられるようになって、かつての中選挙区時代のように一軒、一軒回ってこられなくなった。県代表という立場もあり、忙しいのかもしれないが、やっぱり、公明党という名の候補者そのものなんだから、もっと現場にこなければ、票の拡大には繋がらない」と発言。―優しい言い方ではありましたが、究極の指摘でした。路線問題など戦略は当然のことながら、動かぬ一つの結論は候補者自身がどれだけ有権者と接触するか、ということに尽きるのでしょう。訪問対話運動の大事さを改めて痛感したしだいです。