先週末、姫路市内で、健康に関するセミナーがあり、後半はゲストとして私も参加しました。第一部は、日本老年医学会理事長の大内尉義東京大教授や三木隆己大阪市大教授、歯科医の高石佳知先生らが講師として、それぞれ健康の大切さや、どうすれば、中高年が陥りやすい悪循環から逃れられるか、具体的なアドバイスがありました。女性を中心に参加した約200人ほどの人々が熱心に聞き入っていました。
この催しのユニークさは、歯の健康とくに骨粗しょう症と歯周病の関係について、高石さんが先駆的に主張されていることが根幹になっていることです。彼とは姫路の開業医ということもあり、しばしば私は意見交換をする機会があります。歯科医に看てもらう際に、必ず撮影されるレントゲン写真から骨粗しょう症とのかかわりを診ることが出来たら、それは凄いはず。高石さんはそれを指摘し、具体的に明らかにすることが出来るソフトの開発に取り組んでいます。
二部では、私と共に地元出身の戸井田徹代議士も参加。3人のドクターたちと意見交換をしました。戸井田氏はかつてこの問題を衆院の厚生労働委員会で取り上げていました。この日も、その点に関して、官僚たちの関心の低さを問題にしていました。私はむしろ、この問題提起は、歯科医と内科医との間での連携と調整が大事ではないか、との見方を提示しておきました。まずは、医学界で共通の理解が作られなければ、この種のことは無理だからです。大内教授は私の指摘に同意を示され、これからの課題だとの認識を表明されていました。ついでに、私は運動を中心に健康維持についての体験を披露しましたが、きっと皆さんのお役に立ったものと確信しています。