「7月の参院選について『四国四県で(選挙区の)自民党候補は全滅するとも言われている。今、(自民党候補に)落ちてもらっては困る』と延べ、連立与党として危機感を強調した。年金記録漏れ問題について『私もこの間まで厚生労働副大臣だったので、見抜けなかった責任はある。与党は厳しい指弾を受けるだろう』としたうえで、『第一義的に問われるべきは、社会保険庁の最前線の仕事ぶりがずさんだったことだ』と述べた」-昨日は、徳島県公明党本部主催の時局講演会に講師として参加しましたが、その際の私の発言を報道した読売新聞徳島版の記事の一部です。


 中国・四国方面の山本ひろし参議院比例区候補は、大学の後輩ということだけではなく、「四国の一人区は自民全滅の恐れ」との観測記事に危機感を抱いたこともあって、地元の要請を受け入れ、昼夜二回の講演をさせていただいたしだいです。山本ひろし候補の挨拶は、長女が重度の知的障害を持つ身として生まれてより、19歳になる今日までの経緯に触れ、いかに自分自身の人間的成長に、感性の陶冶に影響を及ぼしたかを切々と訴える感動的な内容でした。IBMの中堅社員として仕事をやりぬき、地域の様々なお世話活動にも真面目に取り組み、かつ、奥さんと共に、長女を含め、3人の子どもたちの子育てを真正面からしぬいてきた生き様には、改めて頭が下がる思いがしたものです。私が心底から尊敬する後輩として、これからの日本の障害者福祉の充実に、また幅広い視野を持った今の政界にどうしても必要な人材であることを訴えました。


 私は、参院選の危機感を訴えただけではなく、「日本の政治の今」、そして「公明党のおかれた位置」、「今度の参院選の争点」について、できるだけわかりやすく話したつもりです。多くの参加者から「今日は参加して本当に良かった」「候補の感動的な話とあなたの分かりやすい講演に感銘を受けた」と言って貰えました。また、社会保険庁問題については、「要するに自治労がいけないということが良く分かった」などとの声を聞くことができました。