今日は、愛知県に足を運びました。参議院選挙の愛知選挙区は、定数3に対して、民主が2人立てており、自民、公明の現職2人との熾烈極まりない戦いとなっています。ここはかつては民社党の強いところとされ、今から13年前の新進党結成前夜に学歴詐称で辞職した議員のあとをうめる再選挙で、当時の新生党や公明党が総力をあげて応援に入り、自民党候補を破ったところでもあります。今は民主党の地盤が強く、基礎票を正確に二分されると、与党の二人当選はおぼつかないと見られています。


 この地にはあまり知人はいないのですがH氏とは今から7年ほど前に遡る頃からの付き合いがあります。珍しいことに新幹線の中で知り合いました。車中で、例によって5~6冊の本を私は並行読みしていたのですが、ある時、全く私と同じように、数冊を積み上げている人を前の席に発見したのです。思わず、声をかけました。いろいろ話していくうちに、兵庫県の生まれ、育ちで、姫路市網干に工場を持つD工業の元幹部社員で、今は経営コンサルタントの仕事をしておられ、名古屋に住み、東京や大阪、姫路と飛び回っておられることが分かりました。いらい、大変親しい仲になってしまいました。ことあるごとに事務所に顔を出していただいたり、公明新聞も購読していただいたりしています。今回は久しぶりに名古屋駅前で歓談するとともに、山本保参議院議員の支援を依頼したしだいです。


 会話の中で、安倍政権における公明党の位置について、いささかスタート時に問題があったのではないかとの指摘を受けました。つまり、易々と政権を組みすぎたかに見えると言われるのです。もっと様々な条件をつけ、ケースごとに是々否々の対応をし、場合によっては政権離脱もちらつかせないと、との注文も頂きました。カードの切方は難しいものの、ありがたい指摘だと思いました。


 人とひとの出会い、縁というものはまことに異なもの味なもので、ほんのちょっとしたことから深い関係になることが出来ることを身を持って知りました。常に積極的な姿勢でいることが新たな人間関係を生み出すことをつくづく実感します。