生徒と教員４人が死亡した米ジョージア州の高校銃撃事件で訴追された男子生徒(14)
とその父親が６日、裁判所に出廷。
両容疑者共に、罪状認否は行いませんでした。
男子生徒のColt Gray容疑者は、高校での銃撃に起因する重罪謀殺４件で訴追。
この日は手足に拘束具をつけて入廷。
判事は当初、被告の裁判での最高刑は死刑か終身刑だと告げていましたが、
後に最高でも終身刑と訂正。
容疑者の年齢が若いことが理由で、仮釈放は付く場合も付かない場合もある
としました。
２００５年、米最高裁は１８歳未満が犯した犯罪に死刑は適用できないとの判断を
下しています。
州捜査局によると、
検察はColt容疑者が４日午前、ＡＲ型のライフルを校内で発射し、４人を殺害した
と主張。９人の負傷者のうち７人は銃撃を受けています。
Colt容疑者が退廷してから数分後に、父親の, Colin Gray容疑者（５４）が入廷。
同容疑者は過失致死４件、第２級殺人２件、子どもへの残虐行為８件の罪
に問われています。
Colt Gray(14)
手足に拘束具をつけられた, Colin 容疑者は聴聞の間、終始感情が高ぶっている
ようで、体を前後に揺らす様子が見られました。
発言の際には、所々声が途切れ、息子と同様に Colin 容疑者も保釈を求めません
でした。
同容疑者には公選弁護人が付きました。
判事は, Colin 容疑者の最高刑について、禁錮１８０年を言い渡す可能性がある
と述べました。
Colin Gray
Colin 容疑者の逮捕状によれば、同容疑者は
”息子が自身や他者にとっての脅威であると認識しながら、銃器を息子に与えた”。
法廷の傍聴席の最前列には、銃撃の犠牲者の遺族が座っていました。
聴聞が終了した後、裁判所の外では地方検事が記者団に対し、Colin容疑者に対して
事件の負傷者に関連する新たな訴追が行われる見通しだと発表。
当該の銃乱射事件は、学校で起きた事件としては今年で４５件目。
死者数は２３年３月にテネシー州ナッシュビルの学校で６人が死亡した事件に次いで
多い。
