ダイアナ元妃の特に記憶に残る写真数点が英ロンドンで開催中の展示会に出展。

 

 

ロンドンのタワーブリッジのすぐ北にあるドックサイド・ボールツで5月25日から

 

9月2日まで開催されています。

 

 

人道主義者、母親、ファッションアイコンとしてのダイアナ元妃。

 

この展示会には、有名な王室写真家Anwar Hussein氏(85)が丁寧に厳選した

 

作品が展示されています。

 

 

https://www.getyourguide.com/london-l57/princess-diana-accredited-access-exhibition-tickets-t624228/?visitor-id=287ZVKH8S5095PDHZWQGFFKNQDFJ1E3A&locale_autoredirect_optout=true

 

 

 

展示会の開催に先立ちAnwar氏は、

 

「最初は『王室の写真は撮らない方がいい』と言う人もいた」

 

「私は『なぜダメなんだ? 変化がほしい』と反論した。

 

私はボブ・マーリー、エルトン・ジョン、ビートルズなどロックンロールの写真を

 

撮ってきて、ショービジネスに飽き飽きしていた」

 

 Samir Hussein(45)  Anwar Hussein(85) Zak Hussein(43)

 (London, Sept. 16, 2020)

 

 

Anwar氏の二人の息子も父に習い王室写真家です。

 

 

 

 Samir氏は語っています。

 

「リベンジドレス」の写真。

 

「ダイアナは風潮、特に王室に逆らった。彼女はとてもたくさんのことを変えた。

 

ケイト(キャサリン妃)やメーガンが着ているものなど、今では普通とみなされて

 

いるものすべてを変えたのはダイアナだった」

 

リベンジドレスはチャールズ皇太子(当時)が不倫を公に認めた当日に開かれた

 

バニティフェア誌のパーティーで撮影された有名なドレス。

 

 

バニティフェア誌のパーティーに出席したダイアナ妃(1994年11月)

 

 

Zak氏は、

 

「彼女が現われるとは思っていなかった人が多かったが、姿を見せた彼女は魅力的で

 

『私は隠れるつもりはない、私は自分自身であり続ける』という本当に大きな

 

意思表示になった」

 

と語りました。

 

 

 

Anwar氏にとって印象深い写真は、

 

「これはダイアナのお気に入りだった」。

 

そう語り、1996年にパキスタンのラホールの病院を訪れた際、

 

幼いガン患者を抱きしめるダイアナ元妃の写真を見上げた。

 

「この少年は目が見えなかった。少年からは治療に使用されていたあらゆる化学物質

 

のにおいがしたが、彼女は気にせず抱きしめた」

 

「その後、少年は亡くなり、ダイアナは悲しみに暮れた。彼女の人道的な一面が

 

表れている」

 

 

 

長年にわたりAnwar氏と息子たちが王室の写真を何十万枚と撮影してきた中で、

 

展示されている写真を要約する言葉が一つある。

 

それは「遺産」。

 

 

「この展示会が物議を醸すものになることは望んでいなかった。

 

ダイアナの生涯と彼女から受け継いだものをたたえる場にしたかった」

 

 

「『ザ・クラウン』やダイアナを題材にした映画などがあり、まったく新しい世代が

 

それを体験しているように感じる」

 

 

 

 

92年に撮影された写真では、ダイアナ元妃がインドのタージマハルの前に

 

一人座っている。赤と紫のスーツは、象牙色をした大理石の霊廟を背に鮮やかな色彩

 

を放っている。

 

 

Anwar氏は、タージマハル訪問当日、チャールズ皇太子には他の用事があるため

 

ダイアナ元妃は一人で向かったと聞かされました。

 

「彼女は結局、愛の記念碑の前でポーズを取った」

 

「その後すぐに二人は別居を発表した」

 

 

タージマハルを訪れたダイアナ元妃(1992年2月11日、インド)

 

 

 

Anwar氏の声明

 

「撮影した写真や息子たちの写真がロンドンに戻り、このような素晴らしい女性と

 

その息子たちをたたえ、記念できることをうれしく思う」

 

 

展示会の入場料は17ポンド(約3400円)。

 

写真の背景を詳しく説明する60分間の音声ツアーも含まれています。