加盟国を増やし続けるBRICSは、G7諸国に対する対抗手段であり、
世界的舞台における米国の優位性を切り崩している。
と、Bloomberg通信は報じました。
「BRICSの拡大は経済的というよりも政治的なものである。
拡大した同盟は、いわゆる『G7』にとって強力な対抗勢力となる可能性がある」
報道によると、
中国は「南半球の国々を自国の経済軌道に引き込む」ことで米国の覇権に挑戦。
新たな世界秩序の構築を模索している。
石油輸出国機構、上海協力機構、南米共同市場、アフリカ連合の例を挙げ、
多くの国家間組織が同様の目標を追求している。
ロシアは2024年1月1日、BRICSの議長国となりました。
2024年以降、新たにエジプト、エチオピア、イラン、UAE、サウジアラビアが加盟。
議長国ロシアは世界の公平な発展と安全保障に向けた多国間主義の強化を
BRICSのモットーに据えている。
*BRICSとは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、
中国(China)、南アフリカ(South Africa)の頭文字を合わせた造語。
2009年からBRIC4ヵ国が首脳会議を開催。
2011年に南アフリカ共和国が参加して以降、この5ヵ国がBRICSと総称されます。
さらに、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦が
会議参加国として正式加盟し、2024年からは10ヵ国体制。