Jacob Jeremiah Sullivan
米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は、17日に発表しました。
米国が容認してきたウクライナのロシア領内への攻撃の対象地域を
ウクライナ北東部ハルキウ国境付近から、ロシア軍が侵攻を試みているすべての場所
に拡大する。
「地理の問題ではなく、常識の問題だ」
国防総省のCharlie Dietz報道官の声明
米国は「ロシア軍がウクライナ領土を奪取するために進軍してくるすべての場所で、
米国が供与した兵器をウクライナがロシアに向けて発射することを認めることに
同意した」
Lloyd James Austin III
オースティン国防長官は先週、北大西洋条約機構(NATO)首脳会合での記者会見
で、方針では攻撃の対象をハルキウ地域に限定していると語っていました。
この変更は、米国とウクライナの間の合意の限定的な性質を大きく変えます。
Joe Biden
バイデン大統領は5月、ウクライナに対し、米国が供与した兵器を使って
ロシア国内で限定的な攻撃を行うことを容認。攻撃は主にその国境付近。
米国防総省の高官は先週、ブリュッセルのNATO本部で記者団に対し、
F16戦闘機やATACMS、DPICMS(二重用途改善型通常弾薬)などの供与
に踏み切ったことを伝えました。
「常に正しい答えが何かについて話し合い、再評価を行っており、
それは健全なことだと考えている。だから決して『絶対にない』とは言わない」
と、方針変更の可能性を残しました。