「開催前にすでに妥当性がなかった」 専門家らがウクライナ会議の結果を斬る - Sputnik 日本, 1920, 18.06.2024

 

 

 

6月15~16日、スイスのビュルゲンシュトック市で開催されたウクライナ平和会議

 

で、参加したうちの11カ国は、共同声明への署名を行わなかった。

 

その後、イラクとヨルダンの2カ国が声明への署名を取り下げました。

 

 

 

Guy Mettan (born 19 November 1956 ) is a Swiss journalist and politician.

 

スイス人記者で全州議会議員のGuy Mettan氏は、会議は外交の敗北で終わった

 

とみなしました。

 

「総括のコミュニケで繰り返されたのは、今まで我々がすでに聞かされてきたこと

 

だったし、次の会合にはロシアが参加せねばならないということも、

 

最初から我々は分かっていたことだった。

 

これはまずい結果だ。

 

一体何のためにこんな会議まで開いたのかと聞きたくなる」

 

 

Guy 氏は、西側諸国はロシアとウクライナの和平について話し合う準備ができて

 

いないために、プーチン大統領の和平案は会議で即座に拒否されたと指摘。

 

 

 

 Azmi bin Hassan

 

マレーシア人で地域戦略が専門の Azmi bin Hassan博士は、

 

スイスの会議は開催の前にすでに妥当性を失っていたと指摘。

 

Azmi氏は、ウクライナを公然と支持している国々でさえ、

 

「この種の会議をロシアの参加なし主催するのは非建設的だという意見を表明して

 

いる」

 

「会議自体は明らかに閉鎖的な形式で行われたため、学術界にはその結論を完全に

 

分析することが叶わない」

 

 

 

 Vladimir Jarikhin

 

CIS研究所の Vladimir Jarikhin副所長は、同会議が世界の主要国の分裂を示す指標

 

となったとみなしています。

 

「ウクライナ情勢への結束を示すことで、世界の大半が、国際プロセスにおける米国

 

の主導的役割を支持し続けているところを見せつけたい願望があった。

 

だが、その代わりに、西側メディアも指摘しているように、

 

ウクライナに関しては世界の主要国の間は明らかに分裂していることが

 

示されてしまった」