Lia Catherine Thomas(1999年5月 - )

 

 

 トランスジェンダーの水泳選手として2022年に全米大学体育協会(NCAA)

 

選手権の女子のレースで優勝したLia Thomas選手。

 

 

 

 

 

 

今夏のパリ五輪を含む女子エリートの大会には出場できない見通し。

 

スポーツ仲裁裁判所(CAS)が今週、出場を認めないとした世界水泳連盟(WA)

 

の決定を支持する判断を下しました。

 

 

 

 

米国では水泳の五輪代表を決める選考レースが15日から始まります。

 

 

Lia 選手(25)は今年1月にWAを提訴しました。

 

トランスジェンダーの選手に対し、女子エリートのほとんどの大会て出場を制限する

 

連盟の方針に異議を唱えました。

 

 

 

 

WAの方針では男性から女性に性転換した選手が女子競技に出場できるのは、

 

12歳になる前、または思春期の成熟度を5段階で示した「タナー段階」の第2期に

 

到達する前に性転換した場合に限るとしています。

 

 

 

 

WAの声明

 

CASによる今週の判断を評価。

 

「女子競技を守る我々の取り組みにおける大きな一歩」

 

 

 

CASはLia 選手について、「当分の間は」WAの大会に出場する資格がないと判断。

 

米国水泳連盟が主催するエリート大会に属さない大会にのみ、出場資格を有する。

 

各国の連盟の権限では、世界規模で競技を統括する団体の規定の適用を修正すること

 

はできないと。と述べました。

 

 

 

Lia 選手は22年3月、ペンシルベニア大学の選手としてNCAA選手権の女

 

子500ヤード(約457メートル)自由形で優勝。

 

トランスジェンダー選手として初めてNCAAディビジョンIのタイトルを獲得。