カナダ議会で拍手喝采を浴びるフンカ容疑者 - Sputnik 日本, 1920, 13.05.2024

 Yaroslav Hunka 

 

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ウクライナのゼレンスキー大統領のカナダ訪問時に、対露闘士として紹介され

 

拍手喝采を浴びた元ナチス親衛隊員の Yaroslav Hunka 容疑者(99)について、

 

カナダ政府は身柄引渡しを求める露側の要求を拒否。

 

 

これについてロシアの Igor Krasnov検事総長は、

 

「ナチスの犯罪をなかったことにする隠蔽行為だ」

 

「Hunka容疑者がニュルンベルク裁判で犯罪組織として認定された部隊と

 

関係があることは否定しようがない。

 

カナダによる身柄引渡し拒否は、戦争犯罪、平和と人道に対する罪の処罰必要性

 

という揺るぎない原則に対する重大な違反である」

 

と批判。

 

   

 

 

 

Hunka 容疑者はウクライナ系カナダ人。

 

昨年9月、ゼレンスキー大統領がカナダ議会を訪れた際、第2次世界大戦中に

 

「ウクライナの独立のためにロシアと戦った」人物として紹介されました。

 

ところが、後にナチス・ドイツ親衛隊の「第14SS武装擲弾兵師団」に所属していた

 

ことが分かり、スキャンダルとなりました。

 

 

Hunka 容疑者は1944年、ナチス・ドイツ占領下のウクライナで500人以上の

 

民間人虐殺に関与したため、露検察庁はジェノサイド容疑で指名手配。

 

昨年末にはカナダ法務省に身柄引渡しを要請。

 

しかし今年2月、カナダ側はロシアとの間に犯罪人引渡し条約がないことや

 

証拠不十分などを理由に要請を拒否。

 

カナダ当局はHunka 容疑者を裁く姿勢もみせておらず、無罪放免状態。