米電気自動車テスラがドイツ首都ベルリン近郊に在る工場に10日、

 

活動家800人が集結し、一部は工場へ突入しようとして、警官隊と衝突しました。

 

 

 

 

 

 

反資本家を自称する複数の組織の連合体「Disrupt」は、ウェブサイト上に声明

 

テスラへの抗議行動の一環として同社の大型工場「Gigafactory」に、

 

活動家800人が集まっている。

 

 

 

警察の発表は、デモ行進に参加していた人々が森を走り抜け、テスラの社屋に

 

向かった。近くにドイツ鉄道の線路があったため、鉄道の運行を一時停止しなくては

 

ならなかった。抗議の集団がテスラの施設内に入るのは阻止した。

 

 

Disruptの広報担当者は、

 

「活動家にとって良い日だった。ただ警察による暴力を多数目撃したのは残念

 

だった」

 

「けが人をたくさん見た。(中略)もう何年も目にしていなかった状況を目撃した」

 

と語りました。

 

 

 

 

テスラのマスク最高経営責任者(CEO)は、10日、Xに投稿。

 

「デモ参加者は囲い線を突破することができなかった。まだ無傷の囲い線が二つ、

 

工場をぐるりと取り巻いている」

 

 

当該の工場はテスラが欧州で運営する唯一の工場。

 

 

Disruptは同工場の生産能力を2倍にするというマスク氏の計画に、周辺の森林や

 

地元の水資源といった環境の破壊につながると訴えています。

 

 

抗議行動は4日間の日程で8日に始まりました。

 

 

テスラは活動家らが集まるのを見越し、10日は工場を閉鎖しました。

 

テスラのドイツ工場は3月にも、施設に電力を供給する送電線の鉄塔で火災が発生

 

し、1週間の閉鎖を余儀なくされました。

 

この時は極左の活動家グループが放火による攻撃の犯行声明を出しています。