Gilad Menashe Erdan
国連総会ではパレスチナ の国連加盟を支持する決議案の採決が行われました。
ロシアや日本など143か国が賛成。反対は米国やイスラエルなど9か国。
賛成多数で決議は採択されました。
採決を前に演説したイスラエルのエルダン大使はイスラム主義組織「ハマス」を
ナチス・ドイツにたとえ、テロ組織に国家の権利を与えるものだと非難。
この決議案を支持することは国連憲章を踏みにじることだとし、
小型のシュレッダーを取り出して国連憲章が書かれた紙を細断しました。
国連総会に提出された決議案は、「オブザーバー国家」の地位にあるパレスチナに
ついて、国連への正式加盟に向け安全保障理事会で協議するよう、求めるものです。
国連への加盟には安保理の勧告決議が必要。安保理では米国が拒否権を発動できる
ことから、現時点で実現の見通しは立っていません。