Judge Aileen Cannon
トランプ氏の弁護士の発言を聞いているキャノン判事
（１４日、フロリダ州フォートピアス）
トランプ前米大統領による機密文書の不正な取り扱いの裁判で、
審理を担当するフロリダ州の裁判所キャノン判事は、１４日、
罪状が曖昧だと起訴を取り下げるよう求めたトランプ氏の申し立てを却下。
アイリーン・キャノン判事はこれに先立って、同州フォートピアスの法廷で
トランプ氏の申し立てを巡る主張を聞きました。
トランプ氏の弁護士は、検察が国防文書の無許可保持の疑いでトランプ氏を訴追する
際に使った法律は過度に曖昧だと主張。
これに対しキャノン判事は、
申し立ては「真剣な検討に値するさまざまな主張」を提起している。
が、問題全体の解決を図るには、法令の文言の定義がまだ定まっていない。
異論の多い論点に左右される部分が大きすぎると判断。
また、法令の潜在的な曖昧さに関する問題は、起訴取り下げを求める申し立てでは
なく、陪審に対する説明や他の適切な申し立てを通じて取り上げた方が良いと指摘。
トランプ氏は、自身には大統領として文書を「個人的な」記録と認定する権限が
あったとの理由でも起訴取り下げを要求。
が、キャノン判事はその点については判断を示していません。
そして、トランプ氏の他の申し立てについても判断を示しませんでした。
