治療を受ける負傷したパレスチナ人(Al-Shifa Hospital 2月29日)
パレスチナ自治区ガザ地区の保健省は、2月29日、
ガザ市西部で支援物資を待っていた群衆にイスラエル軍が発砲。
104人が死亡。760人が負傷。
空腹の人々が食料を得ようと、支援物資を積んで到着したばかりのトラックに
群がっていたところにイスラエル軍が銃撃。
イスラエルの当局者は、「群衆が威嚇するようにイスラエル軍に近づいてきたため」
に発砲したと説明。
目撃者によると、現場から逃れようとしたトラックが誤って人々をはね、
この事故でも死傷者が出ています。
Shifa病院の救急担当の医師は、
死亡した40人が同病院に運ばれた。
ガザ北部のKamal Adwan病院に死者10人、
ジャバリヤのal-Awda病院に死者3人
が運ばれたと言いました。
道路ががれきで塞がれ一部の救急車は現場に駆けつけられず、
多くの遺体が路上に放置され、搬送されていない人々が多くいます。
ことから、死傷者数は増えることが予想されています。
この件についてイスラエル軍は、
「早朝に人道支援物資を積んだトラックがガザ地区北部に到着した際に、
住民らがトラックを取り囲み、届けられた物資を略奪した。
その際の押し合いや踏みつけで数十人が負傷した」と説明。
国際NGOのOxfamは、
イスラエル軍の今回の攻撃は「国際人道法と人道に対する重大な違反」だ
とXで非難。