混雑するラファ

 

Benjamin "Bibi" Netanyahu 

 

 

イスラエル首相府は、予想されるパレスチナ自治区ガザ地区南部のラファへの

 

攻撃を前に、ネタニヤフ首相が軍にラファからの「住民退避」計画の準備を指示

 

したと9日に発表。

 

 

国連によると、ラファには現在130万人以上が居ます。

 

その大半はガザ地区の他の地域から避難を強いられた人です。

 

 

ネタニヤフ氏は、8日、イスラエル国防軍(IDF)が

 

「近くハマスの最後の砦であるラファに進軍する」と表明。

 

 

多くのパレスチナ人はIDFがガザ地区を南下するにつれ、地区内を移動しラファに

 

逃げ込みました。

 

次に向かう場所があるか不明。

 

ラファは南側がエジプトと接していますが、エジプトとの境界は何カ月も閉鎖。

 

 

イスラエル首相府は声明で、

 

「ラファにハマスの4大隊」を残しながら、ハマス壊滅を達成するのは不可能。

 

「ラファでの大規模作戦には戦闘地域からの民間人退避が必要になることは明らか」

 

 

ネタニヤフ氏はIDFや国防関係者に対し、住民退避とハマスの大隊解体の両方を

 

めざす計画を内閣に提出するよう指示。

 

 

ガザ地区内でまだIDFに占領されていない人口集中地はラファだだけです。

 

 

ラファは避難を強いられたパレスチナ人が集まり、急速に人口が増えました。

 

今週公開されたラファの人工衛星画像には、IDFの作戦を逃れるためガザ住民が

 

流入し、テント村が短期間で拡大した様子が写っています。

 

 

ラファ(2023年10月26日)

 

 

テント村が広がっているラファ(2024年2月3日)

 

 

Dan Goldfuss

 

 

ガザ南部でのイスラエル軍の作戦を仕切るゴールドファス准将は、4日、

 

民間人の死者数を最小化する計画はまだない。

 

部隊をラファへ進める指令が来れば計画を立てるが、そうした命令はまだない。

 

と説明しました。

 

 

米国務省は、8日、米国は「真剣な計画」がなければラファでのイスラエルの

 

軍事作戦を支持しないとの立場を発表。